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テーマ:暮らしを楽しむ(384478)
カテゴリ:ミニマルに暮らす
偉い人(A)は。
「今回の事態を◯週間で収束させよう!国民が団結すればきっとできる!」という。 また別の偉い人(B)は。 「今回の事態は、長い長いマラソンです。まだ始まったばかりです。」と言う。 どちらの発信がより真実なのかは ずっとずっと後になってからでないと、今はまだ、わからないですね。 諸外国における経過と、 これからの我が国におけるそれが同じようになるのかどうかも、全くわからない。 ![]() 好きな人のtwitterを読んでいたら。 自粛生活に限界を感じておられる「在宅勤務になってしまったママたち」の 悲痛な叫びに出会いました。 もう無理だ、と。 小さな子供が2人いる中での在宅勤務、というのが どれほど過酷か、という。 常に物音がし、声がし、時に子供同士が喧嘩し、「耳」がヘトヘト。 常に何か要求され、それをなだめ、 「今は遊べない」と子を拒否し続けることのしんどさ、心の痛み、 静寂がなく、仕事に集中することなど全くできない。 さっきも怒鳴ってしまった。 そんな自分を責めてしまう。 さてもう一踏ん張り、というところでご飯の時間がやってきてしまうから、 あえなく仕事を中断。 ご飯の支度は1000本ノックだ、と。 ( ;∀;) **************************************** 我が家のお子は、もう大きくなってしまいましたが。 あの幼い頃に、もしもわたしが お子を預けて外で働いていて、 急に在宅勤務になって、 お子の保育もお願いすることが叶わず、 1日中、お子のを世話しながら家で仕事をする、家事もする、 そういう状況になったとしたら・・・ 間違いなく 「偉い人(A)」の言うことを信じたい、と思うだろう。 それを信じて、心の支えにして、 あと◯週間、あと◯ヶ月! と フルパワーで頑張ろうとするだろう。 「1000本ノック」を受けたことはないけれど、 どんなに苦しいものなのかの想像はつくし、 それほどのお気持ちで 終わりなき 朝昼晩、朝昼晩、のご飯の支度を強いられているのだとすれば、 その地獄の苦しみは いかばかりか、と。 語弊があったらごめんなさい。 今回の自粛生活のダメージに対し、 もしも比較的「強い」人があるとすれば、 それはもともと在宅勤務であったり、 もともと専業主婦だった人、なのかもしれないなあ、と ふと感じました。 24時間 ずっと家にいることや、 幼いお子さんと1日中ずっと一緒にいることに対する免疫がある。 ライフスタイルが「自分の意思に反して」急に変わることは、 そして それを「強いられる」ことは、 とてもしんどいことだろう、と・・・ 想像するのです。 ![]() 「マラソン」だと思って走り出すのなら。 ペース配分のようなものがとても重要なのだろう、とわかる。 初めの200mで全力を出し切ってしまっては、 それではすぐにもたなくなってしまうのだろう、ということも。 マラソンをしたことのない人間からすれば、 どうペース配分するのが正しいのかなんて未知の世界なのだけれど、 短距離走と同じ気持ちで走ってはいけない、ということだけは、 このわたしにも、漠然と、わかる。 ************************************ 42.195Km走らなければ、と覚悟していたものが 不意に5kmや10Kmで終わってくれたなら・・・ わたしは泣くほどうれしいです。 「早く収束してくれたなら」という気持ちは、もちろんありますが、 けれども、だからこそ同時に。 「相当長くなっても大丈夫なように」 と。 状況がどう転がっても、 喜びすぎたり、がっかりし過ぎたりしないように、 浮いたり沈んだりしてしまい過ぎないように、 自分にできる範囲で、自分の心をコントロールしている。 ***************************************** 何かにつけて おとーさんを引き合いに出してしまって申し訳ないのですが。 今回、おとーさんの連休は、 結婚して以来の初めてとなるほどの超・長期連休なのですが。 これ、もしも「今日はお休みです」と始まって。 次の日になったら、あ、今日もお休みです。その次もお休みだった、というように 短期なのか長期なのか、いつまでなのかわからない格好での不確かな更新であったなら なかなかキツいだろうな、と思うのです。 ペース配分ができないからです。 優しさのペース配分、ね(笑) 3連休くらいの気持ちで、 最初のうちにフルパワーで優しさを放出してしまったなら、 優しさの配分を間違え枯渇したわたしは 最終日を迎える頃には、おそらく廃人と化してしまう。 自粛要請と、緊急事態の宣言と、ちょっとだけ似ていますね。 5月6日を「ゴール」だと信じ、全力で頑張った人にとって、 「1ヶ月ほどの延長」は・・・ 絶望的な宣告だ。 1ヶ月先に、また「再延長」となることだってあるのかもしれない。 自分が自分で。 どこを「ゴール」とみなすか。 どこに「ゴール設定」をするか。 ![]() わたしは、今の状況を「マラソン」だと思っています。 長い長い、距離の決まっていない「新種目マラソン」だ、と。 だから。 途中歩いたり、少し休んだりしながら、 けれど棄権することなく、自分の足で、進む。 ゴールがどこなのか いつなのかもわからない今。 この度の事態と向き合うための「ペース配分」は、 フルマラソンよりも、もっともっと難しいですね。 ************************************** ペースの配分を見誤って、 序盤で全力をだしきってしまわないように。 ゆっくりでも、最後まで自分の足で歩けるように。 ちゃんと立っていられるように。 こうするといいですよ、なんていう正解は「ひとつ」じゃなくて。 それぞれが、それぞれの自分のペース配分を 自分で見つけることが もしかすると、今のいちばんの課題、なのかもしれません。 おわり 今日もお読みくださってありがとう。 にほんブログ村 今は、1日1日、淡々と進もう。 淡々と歩こう。 読者さまと、読者さまの大切な人が、今日も1日 お健やかであられますように・・・ ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.03 16:34:03
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