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テーマ:オシャレ大好き(190640)
カテゴリ:ミニマルに暮らす
この傘を。
一体いつから使っていたのだろうと思って調べてみましたら、 「2015年の2月」から、でした。 あ・・・ 2015年の、 冬から春へと季節のうつろう、ちょうど今ころ、だ。 ![]() その年の夏。 「2015年の夏」は。 ここでも何度もお話させていただいてきた、 古くからの読者さまなら みなさんよくご存知の、 わたくしの人生を大きく変えた「捨ての夏」でしたから。 あの怒涛の夏を生き残り、 その後の幾度とない持ち物の見直しを潜り抜け、 当時からの仲間がほとんど姿を消してしまった中で・・・ 今もずっとそばにある、わたしの、この傘。 ****************************** 張り地、と申しますか、 傘の表面は、今もとてもキレイです。 ![]() こんなことってあるのかしら。 これより以前に持っていた傘って、 すぐに色褪せたり、 あと、折り目?っていうのかな? 傘を閉じた時に「谷」になる布地の部分に 黒い線状の汚れが染み付いてしまったり、 とにかく、そんな何年も使えなかったことを覚えているのです。 2015年の誕生月に買ったんですね。 その年の春の終わり頃に、 わたしの心が「完全にへし折れる」ということを・・・ この傘は・・・ 知っていたのかな。 ![]() けれど、木製の柄には、 実はこんなにたくさんの小さな傷があるのですよ。 人生をともに歩んできたことの、大切な証です。 「コンプレックスなんて、一つもないんでしょう?」 そう言われることがあるのだけれど。 そんな人、いるはずもない。 どんなに笑顔に見えていたって。 もしも傍目には順風満帆に見えたって。 コンプレックスのない人や、心に傷を負っていない人なんて、 この世には。 きっと、おひとりもいません。 ![]() わたしの弱っちい心が、ある日、へし折れて。 それまでの人生の全てが紙くずみたいに思えて。 あらゆる気力を、驚くほどに失って。 そこからもう一度立ち上がって。 今があるのですけれど。 傘の骨が強風で折れてしまうように。 あっけなくポキリと折れてしまったかのように挫けていた心は 決して折れてなどいなかったことや、 支えてくれる人の存在の大切さに気づくことができたこと。 初めて心から感謝できたこと。 人はまた前を向ける、ということ。 この傘は、きっと、そんなわたしの無様さの全てを。 そして一生懸命さの全てを。 みんな みんな、近くで見てくれていた。 ![]() 人生には。 冷たい雨が降る日もたくさんあって。 けれどやまない雨は 決してなくて。 No rain, no rainbow (雨無くして虹無し) という言葉が、好きで。 傘 や 雨具 というよりも。 強風や嵐の中だって しなやかにたわんで、折れない。 心だって、そうありたい。 きっとそうあれるよ。 大丈夫。 見るたび、手にするたび、それを何度も教えてくれる・・・ もう8年目の傘だけれど。 10年、そしてもっと。 もしも折れてしまっても直して直してずっと大切に使いたい・・・ わたしにとって、とても特別な。 大切な持ち物のひとつ、です。 そんな念が 漂っているのでしょうね。 盗まれません(笑) つづく ↓ こうして最後までお読みくださったことを・・・ にほんブログ村 そして、ポチッと応援してくださるあなたさまのお気持ちを・・・ にほんブログ村 これまでも、今日も、いつも、本当にありがとう ( ´▽`) フォローをしてくださっている たくさんのみなさま・・・ 更新を楽しみに待っていて下さること、とてもうれしいです。 ありがとうね ![]() : お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.07 20:40:26
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