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テーマ:暮らしを楽しむ(384422)
カテゴリ:幸せになる「勇気」
8月1日に思うこと。
8月1日は、亡き義父の。 おとーさんのお父さんの、お誕生日です。 真夏ど真ん中のお誕生日。 亡くなったのは、お子の高校受験の直前の寒い日で。 もう7度目の夏、なのか。 ああ、早いなあ。 ![]() このクロスが好きすぎて、もう、好きすぎて。 好きすぎて。 ******************************* 明るくポジティブ。 基本的に自信家で、 目標に向かって一直線に突き進む。 そのため、目立ってしまうことも多い。 百獣の王、ライオンであるところの獅子座。 プライドが高く、王様気質であるところも特徴で、 けれど遊び心を持ち合わせているので、人気があり、 周りの人から慕われ、 年下の人も、なぜか納得してついてゆく・・・ そんな「獅子座」のお義父さん。 ![]() キッチンにも似合うなあ。今のクロスの在庫がつきたら、こうできたなら素敵だなあ。 *********************************** 26年前、4月に結婚して、ちょっと経ったころに。 25歳のわたくしは、 なんか、お義父さんを喜ばせたい(喜ばせなければ!)と思って、 用事じゃないのに電話して、 ・こんなに仲良くやっております! ・スタートしたばかりのわたくしたち夫婦は頑張ってます! ・ご飯もお弁当も欠かさず作っています! ・お義父さんもお変わりないですか? などなどの・・・ そういうこと話したら、 こういう娘の、嫁の行動って、さぞかし喜んでくれるだろうと思って、 「良い嫁」として好かれるには、そういうこと大切!と思って、 電話したんですね。 そしたらさ。 なんか、あんまり喜んでくれなかったの。 喜ぶ、というよりは、明らかに困惑してて、 「え、なんでわざわざこの子、こんな電話してきたんかな?」 (゜∀。) という感じで。 *********************************** あれ? 喜ばないぞ? ネタが弱いのか? じゃあ、あれも話して、これも話して・・・ もっとおとーさん(息子)のこと褒めて・・・ なんとか喜びの反応を引き出そうとして頑張って話せば話すほど、 そんなわたくしを、ちょっと憐れむ、というか、 おお、この子、可哀想に・・・ というような。 すごいびっくりした、というか、めっちゃがっかりしたのです。 なんで!? なんで喜ばないの??? この家、どうなってんの!? 不思議だった。 え、親って、こういうことすれば、ふつう喜ばない?! こういうことして親を喜ばすのは、子の役目でしょ? 子は親を、喜ばさないといけないんでしょ? それが「親孝行」なんでしょう? わたくし、今まで25年、ずっとそう信じて生きてきたんですけれど!! だって、そうしないと可愛がられないし、 わたしは親から愛してもらえないでしょう!? と。 電話の切り間際、 また電話してな、時々こうして声聞かせてな、と、そう言われるかと思ったら、 「こんな電話、もう、してこんくっていいんじゃよ」 と。 まさかのとどめの言葉を発した お義父さん。 まだ若いわたくしに、お義父さんは、こう言った。 男坊主ばかり3人兄弟の父親だったから、 娘と何かを話す、ということに慣れていないお義父さん。 精一杯にやさしく話そうと、 怖くならないように、 一生懸命に言葉を選んでくれているのが伝わる。 あのな、〇〇ちゃん、(←わたくしの名前 ) 親の機嫌なんて、 わしの機嫌なんて、取ろうと思わんでいいんじゃよ。 子供が親の機嫌なんて、とっちゃあかん。 あかんのよ。 親っちゅうのは、な、 若いふたりが幸せでおってくれたら、それでいいんじゃよ。 知らせがないのは元気な証拠と、わしはそう思いよるから、な、 困った時だけ。 どうしても助けが必要な時だけ、 その時は、いつでも電話しておいで、な? と。 ちょっと不器用な話し方で。 思いもよらない反応に、 わたくしがとうとう黙り込んでしまうと・・・ 「そんなことより、アイツは。 あの短気は、大丈夫か? はっはっはー。」 と。 今度はとっても明るい声で。 アイツというのは三男坊のことね、おとーさんのことね。 そう、おとーさん、若いころは、超・短気だったのです。 けど、わたくしの方がもっと短気だったけど(笑) おとーさんは、今、短気なんかじゃありません。 とても優しいです。 わたしの話をちゃんと聞いてくれる。 亡きお義父さんの誕生日に、 この言葉を思い出して、 26年連れ添ったわたくしたちは、ああ、成長したなあ、と。 お互いに、とても丸くなったなあ、と、そう思う。 ![]() 今は、この「新幹線の座席風ソファー」での、ヘッドレストが定位置、です ( ´▽`) ********************************* 機嫌とって喜んでくれない人なんて、 わたくし、多分ね、人生で初めてで(笑) 機嫌とっておけば、みんな喜ぶ。 人間なんて ちょろい、ちょろい、と思っていた。 愚か者のわたくしのショックは、だからたいそう大きく深く(笑) ああ、とても大切なことを教えてくれたんだなあ、と。 心から、そう思う。 「子は元気なだけで、幸せでいるだけで、親孝行」。 わたしにそう教えてくれた人。 大切な言葉を思い出す、8月1日。 ******************************* 人は亡くなったら終わり、じゃない。 生きてゆく人の心の中に、ずっと生きている。 命のある、なし、なんて、関係ない。 大切な人の温もりや、大切な言葉は、 命のあった時以上に、いつも 一緒だ。 ![]() こんなふうに、クッションカバーにできたらいいな。Eちゃんに外注してお願いしようかな!? **************************************** 今年の8月1日も、暑いよー! わたし、暑いの嫌いよー。どうにかならんー!? コロナ、この先どうなるのー? そうそう、自慢の孫は、来春、社会人ですよー。 いつも空から見守ってくれてありがとうね。 わたくしの父と一緒に、そっちで毎晩お酒飲んでますかー? と。 青い空に向かって、そう、思いを放つ。 これは、この思いは「ご機嫌とり」なんかじゃないよ。 ちょっとお話したかっただけ、だよ。 だから お義父さん、受け取ってね。 安心していてね。 おわり 今日もお読みくださって ありがとう。 ↓ 1日1回「読んだよ」と、ポチッと知らせてくださるお気持ち、ありがとう! にほんブログ村 命日は忘れちゃったのに、誕生日は覚えてる不思議。 これって、いいですね ( ´▽`) わたくしの没後も、できればそうありたい! どうぞみなさま 暑さにお気をつけて、心穏やかな、佳き1日を ( ´▽`)ノ ↓ 「ナチュラル系ファッション」のカテゴリからの応援も、 にほんブログ村 毎日、とてもうれしいです。 ありがとうございます ( ´▽`) フォローをしてくださっている たくさんのみなさまへ。 更新を楽しみに待ってくださるお気持ち、いつも励みになっていますよー ( ´▽`) ![]() : お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.01 21:21:46
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