犬のいる生活

家人です。

午前客人2名がお見舞いに自宅に来てくれる。

昼ごろ、遠くにいる家族から電話あり。
「明日の手術時に立ち会いたい」。
すでに今晩のホテルも予約したという。
明日病院で落ち合う時間を
夜電話で連絡することにした。

午後5時、明日の手術について
主治医からの説明をお聞きするため
病院へ出かける。

ババも行く予定にしていたが、
手術に備えてきょうは体力温存したい
という。手術する当人みたい。

ジジの部屋に入ると、腕に点滴をしていた。
下剤をかけているので、
トイレに何度も通っているとのこと。

ベッド足元にプレゼント包みをしたタオルがある。
「誰か来たの？」と聞くと
「サンタクロースが3人来て、手渡してくれた」

ジジの2年前の入院もクリスマス時期をまたいで
いたけれど、そんなのなかったよね。
病院内はクリスマスの飾りつけがたくさんある。
『ER、救命救急室』に出てくる病院みたい。

さらに 「6時30分から５階のどこどこで、
クリスマスのイベントがあります。
歌やダンスにご参加ください」
という放送があった。
へええ！

先生の説明：
S状結腸切除、30センチぐらい。
リンパ節郭清。
合併症として、縫合不全が５～10％ぐらいで発生。
縫合不全が起きたら → 人工肛門。
膿瘍。30％ぐらい。 発生たらドレナージで膿を体外へ。
まれに、出血、服損傷（小腸、尿管）。
高齢なので、肺炎、心筋梗塞、脳梗塞、肺梗塞。
肺炎の予防には、手洗い、うがい。歯磨き。
そして手術の時間はだいたい2～3時間程度。
10時30分開始予定。

ジジは開口一番、
「先生、私のがんは良性でしょうか？」

どうしてそんなこと聞くの！
がんだってことは、悪性腫瘍だよ！
もう！!

と思ったけれど、
K先生「よく、そう聞かれるんですが、
良性腫瘍と悪性腫瘍があって、
がんだということは悪性腫瘍です。
がんには、良性、悪性はありません。
よく聞かれますよ」
と、ジジが特殊ではないとなだめてくれる。

インフォームドコンセントは40分ぐらいで終わり、
万が一に備えての輸血承諾書などにサイン、捺印。

ジジがまたトイレに行っている間
テレビ視聴用カード1000円を買って
テレビが見れるようにし、コードレスヘッドホン
も使えるようにした。
コンセントが足りない。
6人部屋に4人しかいないので、
隣のベッドの枕元にあるコンセントまで使う。
あとで怒られるかも。

7時近く、帰ろうと裏玄関を出たら、
ばったり、きょう来ると言っていた
家族と会う。
ラッキーとしか言いようがない。

一緒にジジの病室へ。
ジジはトイレで留守。
しばらく待ったら、部屋の前を
点滴棒を押しながら歩くジジの姿。
部屋に入ってこない。
どこ行くの？と聞いたら
点滴が終わったのではずしてもらうとのこと。

部屋に戻って、家族を見て
びっくりしていた。
明日立ち会うからねと聞いて
ちょっとうれしそうな顔を見せた。

その後ホテルへ送った。
明日の朝食は、ババも一緒に
ホテルでとるように決めて帰宅した。

家人も疲れたので、
夕食は超簡単。
柔らかく炊いたご飯にふりかけのみ。
デザートにりんご。お茶を飲んでおしまい。

「野菜は、明日ホテルのバイキングでいっぱい食べてね」
「いいよ」
ありがたや。