ドン・愚利公の連れづれ草

12月28日15時半万座毛出発、16時過ぎ宿泊する「ＳＰＡ　ＲＥＳＯＲＴ　ＥＸＥＳ」到着。

随分あっち、こっち、したような気分でいたが、今、地図でたどってみると高速と国道58号線を北上しながら無駄なく体験、見物してきたことになる。走行距離はせいぜい60キロ程度だと思う。

スパ・リゾート・エグゼスは、内装、家具調度品がゴージャスで、高台にあり、眺望が素晴らしいホテルであった。食事はそこそこかな。ホテルが3棟あり、エグゼスが600人その他が2,000人くらい泊まれるとか。韓国、中国語が飛び交う国際リゾート。

16時05分チェックイン。エントランスホールにフロントはなかった？

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テラスからの眺望がグッドながら生憎の曇り。本部半島と伊江島が見える

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自分たちが泊った部屋は509号室？広くて立派、奥に畳敷きがあった。

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スパリゾートエグゼスの外観。

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夕食は近くの「なかま食堂」で沖縄料理を食べようとのことで徒歩で出かけた。小雨だったのでホテルの傘を借りてイルミネーションで飾られた坂道を下り、国道５８号線を５００ｍほど南に食堂があった。寅さん風に言えば、場末の小汚い大衆食堂。中は地元の客で混み合っていて一番奥に空いていたテーブルにやっと座席が確保できた。沖縄まで来て、こりゃあ何じゃと思ったが、珍しい美味しいものが次々出てきて、いかにも「虎さん風」の店の大将とも仲良くなり、初印象はすぐに忘れてしまった。

18時09分、先ずは地ビールオリオンで乾杯。
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飛行機の中で隣りの高校生から沖縄で一番旨いものは「そば」と聞いていた。隣りの家族が食べていたのがソバだったので「それなんですか」「軟骨ソバ」だという。メニューには「そーきソバ」と「軟骨ソバ」があり両方とも６５０円。注文したら、ドンブリいっぱいのソバにでっかい軟骨が２枚ついて出てきた。ソバは食べ終わるのに１時間かかり、軟骨は１枚の半分だけ食べて、残りはほかの３人が食った。

沖縄ソバ、舌触りソバでツユは敦煌スープ？美味しいが量が多すぎた。

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僕は戦中派の残党なので出されたものを食い残すことはしない。食べきれない物には箸をつけない。この夜は軟骨ソバ以外注文はせず、他の3人が注文したものも味見をする程度にした。ゴーヤちゃんプルが出たので、本場の味はどんなだろうと食べてみると、なるほど「これはうまい」。炊事場から顔をのぞかせた大将のところへ立って行って「何で味つけとるん？」「鰹節じゃ」「俺も出汁はカツオじゃけん、こげな味は出らんが」「ん～ん、なら塩やね」「どこでうっちょるんね？」「うっちょらん」「どんなしよっとね」「つくらしちょっる」「なら、分けてくれんね」この時は、にやにやするだけで返事しなかった。話はこれで途切れて席に戻り「塩は特別に作らしよるげなと、卓上の塩を小皿に出して舐めてみたら、これがとてもおいしい。味の秘密は是かあと感心しているところへ玄関の方から大将が入ってきて、１キロくらいの塩袋をテーブルの真ん中にドスンと投げ入れ、にやりと笑った。「えっ、呉れるの？」大将は、また、にやりして調理場へ去って行った。「へー、呉れたっちゃ、半分わけしよう」それからまた、料理も追加注文。

それまでに食べた皿が散らかったテーブルに投げ入れられた塩袋

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追加注文は高級魚シーバイ（赤い魚）の刺身、一皿千円

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次に注文した何かの軟骨らしきもの、酢味噌で食べる。盛りがすごい。

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ビールをジョッキ２杯と泡盛のお湯割りを少々。最後にはまたまた大将が差し入れてくれた「森永コーラス」をみんなでご馳走になり１９時半お勘定、８千円弱と安かったが僕が払ったわけではない。帰りがけに大将がシークワーサーをを一掴み塩を入れた買い物袋へ投げ入れてくれた。「沖縄いい人ばっかじゃねえ」と言うと耳元に口を寄せ、「騙されちゃあいかんよ」とささやいた。

店から出た後、「大将の写真撮るのを忘れていた」すぐ取って返して「写真撮らせて」

味で勝負が売り「なかま食堂」の大将は愉快な豪傑風。

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スパリゾートへの登り坂は急坂でやっとのことで上った。

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20時前にホテルへ帰り着き、あとは入浴もせずダウン。2時ごろ起きだしてようやく入浴。