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惑星において、星の表面に水が液体の状態として安定に存在し、その水の中で生命体が
生まれたり、またそれによって大気成分ができる事は、さすがに珍しいようである。 しかしながら、地球も以前からそんな水で覆われた状態であったかと言うと、そうでもない 事が判ってきている。 最新の研究では、地球は表面の水を全て凍らせてしまう「全球氷結」という極寒の時代 「スノーボール・アース」を経験してきているらしい。 これは氷河期とは全くスケールが異なり、地球上の平均気温は-40℃、赤道付近の 海でさえ氷ついている状態である。それが25億年前~5億年前の期間に何度か 起きている様である。 他惑星でも全球氷結は、かなり安定した状態と言えて、太陽系でも太陽から遠い惑星では そうである。地球でも北極など極地方では氷が凍って、極冠を形成している。 極冠は真っ白に輝いている為に、せっかく受け取った太陽の光りを宇宙へ反射してしまう。 地球は何らかの原因で地球全体が、寒冷化しはじめ極冠が低緯度地方まで張り出す様に なり、太陽からの熱量を反射してどんどん減少させ、そんな悪循環が徐々に拡大し、 極冠が中緯度まで発達すると、一気にスノーボール・アースになって全ての海が凍る 事になってしまうのである。 スノーボール・アースの状態は安定するので、中々抜け出せない。現在の大気中の 二酸化炭素は、増加分を海が吸収する事でバランスを保っている。 しかしスノーボール・アースは海の表面が凍結しているので、その吸収がほとんど 無くなる。一方、二酸化炭素の供給源として火山活動は続いているので、数百万年で 大気成分の1割が二酸化炭素になった段階で、温室効果が働いて、海水が一気に 融解してスノーボール・アースが終了する。その後の全球の平均表面温度は摂氏60℃ の酷暑で、台風などの気象現象や水循環が激しくなる。 スノーボール・アースから温暖になるまでの時間は、数百万年~1千万年と言われている。 生命がこんな厳しい環境でも生き抜いて来た事実は、大きな希望を与えてくれる。 スノーボール・アース時の海洋表面の1kmは凍りつき、圧力と地殻からの熱によって、 深海では水は液体として存在していたと考えられる。そんな海底で生命体は世代交代を 続けて、生き抜いて来たのである。 よく似た状況は木星の衛星エウロパでも確認されている。探査機において綺麗な氷に 覆われている事と、氷の層の下には海が存在している事が判っている。 これは木星の深海で、独自の進化をとげている生物がいる可能性が高くなる。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |