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常恭敬得菩薩・としの日記

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2010年07月19日 楽天プロフィール Add to Google XML

 スノーボール・アース
[ カテゴリ未分類 ]    

惑星において、星の表面に水が液体の状態として安定に存在し、その水の中で生命体が
生まれたり、またそれによって大気成分ができる事は、さすがに珍しいようである。
しかしながら、地球も以前からそんな水で覆われた状態であったかと言うと、そうでもない
事が判ってきている。

最新の研究では、地球は表面の水を全て凍らせてしまう「全球氷結」という極寒の時代
「スノーボール・アース」を経験してきているらしい。
これは氷河期とは全くスケールが異なり、地球上の平均気温は-40℃、赤道付近の
海でさえ氷ついている状態である。それが25億年前~5億年前の期間に何度か
起きている様である。

他惑星でも全球氷結は、かなり安定した状態と言えて、太陽系でも太陽から遠い惑星では
そうである。地球でも北極など極地方では氷が凍って、極冠を形成している。
極冠は真っ白に輝いている為に、せっかく受け取った太陽の光りを宇宙へ反射してしまう。
地球は何らかの原因で地球全体が、寒冷化しはじめ極冠が低緯度地方まで張り出す様に
なり、太陽からの熱量を反射してどんどん減少させ、そんな悪循環が徐々に拡大し、
極冠が中緯度まで発達すると、一気にスノーボール・アースになって全ての海が凍る
事になってしまうのである。

スノーボール・アースの状態は安定するので、中々抜け出せない。現在の大気中の
二酸化炭素は、増加分を海が吸収する事でバランスを保っている。
しかしスノーボール・アースは海の表面が凍結しているので、その吸収がほとんど
無くなる。一方、二酸化炭素の供給源として火山活動は続いているので、数百万年で
大気成分の1割が二酸化炭素になった段階で、温室効果が働いて、海水が一気に
融解してスノーボール・アースが終了する。その後の全球の平均表面温度は摂氏60℃
の酷暑で、台風などの気象現象や水循環が激しくなる。
スノーボール・アースから温暖になるまでの時間は、数百万年~1千万年と言われている。

生命がこんな厳しい環境でも生き抜いて来た事実は、大きな希望を与えてくれる。
スノーボール・アース時の海洋表面の1kmは凍りつき、圧力と地殻からの熱によって、
深海では水は液体として存在していたと考えられる。そんな海底で生命体は世代交代を
続けて、生き抜いて来たのである。

よく似た状況は木星の衛星エウロパでも確認されている。探査機において綺麗な氷に
覆われている事と、氷の層の下には海が存在している事が判っている。
これは木星の深海で、独自の進化をとげている生物がいる可能性が高くなる。


最終更新日  2010年07月20日 00時53分16秒
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