ヒース・レジャーさん、死因まだ特定されず
故ヒース・レジャーさんニューヨーク（ＣＮＮ） ２２日に自宅アパートで急死した俳優ヒース・レジャーさん（享年２８）の検視が２３日午前に行われたが、死因についての結論は今のところ出ていない。検視当局者は、死因が判明するまでにあと１０─１４日かかるとの見通しを明らかにした。
また、ニューヨーク市警がレジャーさんの自宅にあった２０ドル札を検査した結果、薬物の痕跡は検出されなかった。紙幣は折りたたまれていた形状を理由に、検査のため押収されたという。
レジャーさんの遺体発見時の状況が、徐々に明るみになっている。警察関係筋によると、レジャーさんが予約を入れていたマッサージ師の女性ダイアナ・ウォロジンさんは、２２日午後２時４５分頃、レジャーさんの自宅を訪れた。１５分経過後もレジャーさんが姿を見せなかったため、ウォロジンさんが寝室に入ったところ、ベッドに寝ているレジャーさんが意識不明であることに気づいた。
ウォロジンさんはセレブタレントで、レジャーさんと親交があったメアリー＝ケイト・オルセンさんに電話し、対応を相談。電話を切った後、ウォロジンさんは再びレジャーさんを起こそうとした。その後あらためてオルセンさんに電話をかけ、緊急事態のため警察に通報する意向を伝えた。
ウォロジンさんが警察に通報したのは午後３時２６分で、７分後に救急隊員が到着。医療専門家らはレジャーさんに蘇生措置を施し、心臓細動除去器も使用したが、３時３６分に死亡を確認した。この時までに、オルセンさんが呼んだ民間救急サービス要員２人や警察要員も到着した。
また、レジャーさんの家政婦テレサ・ソロモンさんは２２日午後１２時半頃にレジャーさんの自宅に到着し、午後１時頃にバスルームの電球を交換した。その際にレジャーさんは、ベッドでシーツをかぶってうつ伏せ状態で寝ており、いびきをかいていたという。
レジャーさんの元交際相手である女優のミシェル・ウィリアムズさんは、ロケ先のスウェーデンで悲報を知った。ウィリアムズさんは、レジャーさんとの間に生まれた２歳の娘とともに米国に向かった。
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