キリスト教団体の女性射殺、タリバーンが犯行声明
カブール(CNN) アフガニスタン内務省によると、首都カブール西郊で20日、キリスト教団体の外国人女性メンバーが、路上で銃で撃たれ死亡した。イスラム強硬派勢力タリバーンがウェブサイト上で犯行声明を出した。
内務省の発表によれば、女性は超宗派のキリスト教慈善団体、SERVEのメンバー。出勤途中にオートバイに乗った犯人に撃たれたという。SERVEによると、同国内では外国人23人、アフガン人450人が活動している。
女性の身元については、英外務省が同国籍のゲイル・ウィリアムズさんと発表。一方、アフガン当局は南アフリカ人としており、南ア当局が確認を急いでいる。
タリバーンは犯行声明の中で、「外国人女性」がキリスト教の布教活動をしていたため殺害した、と述べた。この女性をしばらく前から追跡していたと主張している。
アフガンでは今年8月にも、国際非政府組織(NGO)、国際救済委員会(IRC)の車が銃撃を受け、乗っていた外国人スタッフら4人が死亡した。さらに同月、NGOスタッフの日本人男性が拉致、殺害されている。
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