「至誠は国際的に通用しない」(曽野 綾子)
●本日の産経新聞、「小さな親切、大きなお世話」という曽野 綾子氏による掲載記事から:●従軍慰安婦問題に関して、曽野氏は、次のように述べる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●1.日本型の独善的な人情的処理を止める事。相手の立場を思いやってこの際お金を出してあげる方がいいのだろう、ではなく、筋が通らないことはしない、という国際的なルールを守ること。人情的処理は、「こちらが非を認めたから補償金を払った」ということになり、「相手も悪いと思っているんだから、もっと取ってやればいい」という論理にまで膨らむ●2.すべての事件は必ず裏付け調査を行うこと●3.あったことの証明はかなりの年月が経っていようとできる場合もあるが、なかったことの証明はもともと不可能だ、という原則を忘れないこと。●自分の誠意は相手に必ず通じるものだとする「至誠天に通ず」という信念は、個人の徳の範囲において可能なのであって、組織である国家単位で機能するものではない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・●正しく、その通りである。【送料無料】 完本戒老録 自らの救いのために / 曽野綾子 【単行本】