言で言えば、「空気が読めなかった」ということでしょうか。
もしくは、経済を知らないというのか、誰かの意見に踊らされたのか、はたまた西川社長を攻撃すれば国民から支持を得られると思ったのでしょうか。
鳩山さんの主張は、「かんぽの宿一括売却金額が不当に安い、そしてオリックスへの売却ができレース、民営化以前のかんぽの宿売却も安くすぎてけしからん」というのが根本にあるから、しつこく西川社長の経営責任を追及しているわけですよね。
でも、以前もこのブログでお書きしましたが、かんぽの宿に勤めている職員の雇用を守ることが大前提、かつ、大赤字の施設も黒字が見込める施設も全て面倒をみるわけですから、一括売却金額が不当に安いとはいえないと考えます。そもそも、2400億円もかけて、いらない施設を作ってしまう構造が問題を棚に上げて尻拭いの仕方だけをとやかく言っても何の解決にもならない。経済合理性から考えると使ってしまった2400億円は、どうやったって戻ってこないのだからこの際忘れて、売却対象の70施設を持ち続ける方がよいのかどうかを鳩山さんは考えるべきだったと思う。なんと言ったって、持っているだけで50億円も赤字を垂れ流すわけで、その方がよっぽど問題だと思うのですが。鳩山前大臣は批判するだけ批判して、代わりの売却先を見つけるよう指示したようにもみられない。「辞めろ」というだけで、解決策を示さないどうしようもない暗愚の政治家だったわけです。
何も決断できない麻生さんも始末が悪いですが、いずれにしても、早く総選挙をやってダメな政治家を一層するチャンスを欲しいものです。また、選挙に金がかからないように、是非インターネットを利用した電子投票制度を整備し、瞬時に結果が判明するとともに、気軽に罷免もできるようになったら素晴らしい。地デジのインフラを使えば、マスコミの世論調査よりももっと手軽に民意を知ることができると思いますが、どうなんでしょうか?
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