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カテゴリ:読書
こんにちはー。何だか非常に目が乾きます・・・。秋スタートですね!そんな季節になったようです! なので、読書三昧。これ、面白いです!私初めてこの方の本を読みました~TRYTRY!!(80年代風?) 症例A (角川文庫) 多島 斗志之 (著)
私はミステリー小説は娯楽としての濫読派なのですが、これは違います、感動してしまいました。特にサイコ本はなんか胡散臭いな~、と思っているのであまり・・・ですが、この本はテーマ=今、書くべき内容を持った本です。(といっても2000年の作品だけれど)いわゆる人格障害を取り扱っている、ミステリーだけどミステリーの枠では収まらない、と思います。 心を打たれたのはココです!「ゴールの見えない=治る見込みのない症例にどう対処していくのか?」・・・日本では、福祉/介護分野でこの問題がもっともっと大きくなっていくはずだから、現代に適切なテーマだと思う。 一般的な仕事の効率UPは、「ゴールから逆算してブレイクダウン→マイルストーンを置いて進行」となりますよね。ただし、社会生活が困難な位の重度の障害を持っている場合、まずもって「何をゴールにするのか」が問題で。この問いに感動したのです。フレームワークだけでは解決できない、フレーム問題が人間世界ですから~。この小説の中では解決(対処療法だけど・・・)してますが、現実の解決法はこれからですね!! あと、登場人物に好感が持てるのもおすすめポイント不快感が残らない(笑)最近賞をとったケータイ小説の語りとは全く違うと思います。(内容はともかく、語りが下品なのはちょっと・・・個人的には入り口からアウトめです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.10 15:00:35
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