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[全93件]
「楓ちゃん!新入部員?嬉しい~後輩だぁ」 「おう、イジメんなよ~」 わかってるよぉと言いながら2,3年の部員は林田のことをじろじろと見る 「ハイ。今日は見学させていただきます。よろしくお願いします」 「ハイ。よろし……く!?」 ん?2、3年生の目つきが変わったので俺も林田を見る。 「もしかして林田 梨良ちゃん?」 「ハイ。林田です。よろしくお願いします」彼女は再度丁寧に頭を下げた 「やったぁぁぁぁあ!!来年は絶対春高バレー優勝!!」 「は?優勝?」 確かにウチのバレー部はそこそこ強いが大抵、3回戦止まり。 優勝なんて……できるか? 「楓ちゃん、知らないの?」 「え?」 「梨良ちゃんは去年の中学バレーボール全国大会で優勝した学校のスーパーエースアタッカーだよ?最強だって言われてたんだから!」 マジ……?知らなかった……バレー部顧問失格!? 「そうなのか?」 「最強かどうかわかりませんけど、アタッカーでしたよ」 「企業のチームの誘いあったんじゃないの?」 「とりあえず、高校のバレーを経験して春高バレーで優勝します!……皆で!!」 「……おおお!言うね……」 実際に林田が言うと皆、少したじろいだ。全国大会優勝経験のある林田が言ったら、さっき2、3年が言ったような冗談とは少し違うから皆、ビビってしまったのかもしれない。 少しでも面白いと思って頂けたらポチっと押してもらえると 励みになりますし、とっても嬉しいです(^O^)/ にほんブログ村
「先生……」 「ん?……ど……うした?」 林田 梨良の顔がすぐ後ろにあって驚く。煙草の煙が嫌でも鼻に着く職員室で彼女は憮然とした表情で椅子に座っている俺を見おろしていた。 「先生はバレー部の顧問ですか」 「あ?まぁ、そうだが……何か用か」 「これ、お願いします」 小さなぴらっとした紙きれ。それは入部届けだった。 ……は、林田がバレー部に入るのか…… 俺はつい、林田のすらりとした柔らかそうな足を見てブルマ姿を想像して恥ずかしくなった。……ゴホン…決して変態ではありません。 「わかった、今日は見学していくといい。忘れるなよ」 「はい。ありがとうございました」 少しでも面白いと思って頂けたらポチっと押してもらえると 励みになりますし、とっても嬉しいです(^O^)/ にほんブログ村
まぁまぁ器用な俺。授業や部活の顧問、適当になんでもこなす。 趣味の人間観察ほど面白いものはない。 学校はいろいろな人間が……まあ子供だけど入れ替わり立ち替わり見ることができる。ただ、学校は出会いがないんだ、出会いが…… あいつら生徒は俺のこと変態扱いするけど 俺だって健全な……えーと……一般男性だッ! 教師である前にオトコだし!!……結婚と言えば同じ職場で見つけるのが当たり前になってて嫌になるぜ。だからって生徒と付き合うわけにはいかないしな…… 俺、欲求不満か?? 少しでも面白いと思って頂けたらポチっと押してもらえると 励みになりますし、とっても嬉しいです(^O^)/ にほんブログ村
ただ、梨良と言う彼女の視線が痛いほどに気になる。彼ら4人は俺が担任をするクラスの子供たちだった。林田 梨良、柏原 桃香、山田 唆久(さく)、佐藤 稔なんとなく目に留まる4人だった。 林田 梨良は所謂クールビューティーと言ったら一番しっくりくるだろうか。クラスでも冷静で何事も的確に判断するタイプの生徒だ。どんなこともそつなくこなす優等生タイプ。 柏原 桃香は何でも思ったことを口にする明るくて可愛い女の子だ。誰もが彼女のことを見れば振りかえるだろう。毒舌な時もあるのでそれが気になるところだが…… 山田 唆久は顔は平凡も平凡。どこにでもいるようなタイプ。だが、サッカーはかなり上手くてスポーツをやらせれば何倍もカッコよく見えるタイプだ。 佐藤 稔はどこのクラスにもいるチャラ男。山田と同じサッカー部だが、万年補欠。だけど顔はいい。軽くて誰でも可愛い子は口説くようなそんなやつだ。 ――――今年もいろいろなやつが入ってきたな…… 人間観察が趣味の俺には高校の教師は向いているかもしれない だが、ひとつ断っておきたい 俺は変態じゃない……と思う 少しでも面白いと思って頂けたらポチっと押してもらえると 励みになりますし、とっても嬉しいです(^O^)/ にほんブログ村
反論したいところだが、俺は哀しい聖職者……。 そんなこと言えるはずもない。 「コホン、俺は見ていない。……音がしたから何が落ちたのかと見ただけだ」 落ちていた教科書を拾い集めるのを手伝ってやったが、男子学生たちと梨良と呼ばれたその彼女の冷たい視線。白々しい嘘かもしれないが嘘はつき通したものの勝ちなんだ。黒髪ストレートの女の子だけが顔を赤くしながら「すみません」とだけ言った。 黒髪ストレート、可愛いじゃないかッ!! 少しでも面白いと思って頂けたらポチっと押してもらえると 励みになりますし、とっても嬉しいです(^O^)/ にほんブログ村
久しぶりにランキング50位以内に入りました! 読んでくださっている皆様のおかげです!(^O^)/ これからもがんばりますのでどうかひとつよろしくお願いします!
「梨良、それはないだろッ!俺らは良いのっ!健全な高校生なんだからまともな反応!ていうか楓ちゃんの方がイヤらしいぞ!!」 「そうだそうだ!楓ちゃんの方がイヤらしいっ!じっくり見てた!じっくり!首傾けてたし!」 なななな、なにをーー!! いきなり自分に振られて焦る。言ってきた男子学生たちは体験入学に来ていたときに部活のことなどを聞いて来たやつらで確か山田と佐藤だった。そのときから『楓ちゃん』なんて馴れ馴れしく呼びやがる。でも、つられて何人かの上級生たちの可愛い女子までもが『楓ちゃん』と呼ばれて嫌な気はしなかった。 ……ていうか、なんだ!!自分たちは健全な高校生だからいいってのは! 少しでも面白いと思って頂けたらポチっと押してもらえると 励みになりますし、とっても嬉しいです(^O^)/ にほんブログ村 |一覧|Recommend Item
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