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カテゴリ:TPP反対派の矛盾
私は、兼業農業の過保護を書いているが、私が農家のことを知らないと言われては困る。 私は兼業農家のことをよく知っています。 親戚で兼業農家が居るからだ。 正確には、つい2、3年前まで、米作りをしていた。と過去形で言おう。 そのおばあさんは、日本の典型的な兼業農家と思っています。 高齢で80歳まで米を作っていた。 だんなは、運転手として街で働いていた。 しかし、少ないながら田んぼを持っていたので、米をずっと作っていたのです。 今は、だんなも死んで、子供も家を離れたので、田んぼを売り払い老人ホームで悠々自適な生活を送っている。 かつて、何故、米作りを続けるのか。 と聞いたことがあります。 その答えは、手間がかかんねいや。 農協が買ってくれっから、遊ばしてもしょうがないっぺ。・・・千葉の方言が入っていますが。 つまり、米作りは、楽な仕事なのです。 農機などは、田植え、稲刈りの時に借りて、その時だけ子供に手伝ってもらえば、あとは、ほっとけば良い。 昔のような田植えや稲刈りなど、やっている人など居ません。 こんな楽な仕事はない。 ちょっと、勘違いされても困りますが、専業で、ブランド米や有機農法の生産者は、品質管理など手間隙かけて大変な仕事だと思いますが、私が話しているのは、一般的な標準米を自家消費の毛が生えた程度で作っている兼業農家です。 何が問題か? 小規模で片手間で米を作っても収入になってしまうのです。 だから、止める(農地を遊ばせる)よりやった方が良いと言う論理になります。 その結果、農業の大規模化などは進まなかった。 標準米を作っている限り、米作りは簡単で楽な仕事なのです。 米作りは重労働で大変だ、など全くのプロパガンダで嘘なのです。 野菜や果物に比べれば、これほど楽なものはありません。 だから、このおいしいサイドビジネスを手放したくない、腹黒い兼業農家が改革に反対しているのです。 田舎のおばあさんを腹黒いと言うのもなんですが、個人的には、やさしいく世話焼きで好きな人ですが、農政全体のシステムの中では、ちゃっかり保護政策を享受して来た一人なのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.10.14 11:23:35
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