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カテゴリ:最近の報道
こんばんは。
既にキャッシュにしか残っていませんが、こんなのが。 >原子炉内の機器が変形 柏崎刈羽原発1号機 >2007年09月27日23時43分 > > 東京電力は27日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発 >1号機(沸騰水型)で、原子炉内の蒸気と水を分ける気水分離器 >(重さ69トン)の脚が曲がっていたと発表した。気水分離器は >地震発生時、定期検査中だったために炉内から取り外し、隣接す >る燃料プールに移してあった。 記事のタイトルだけ読むと、まるで地震当時炉内にあった機器が壊れた様に読めてしまいますが、本文の通り、点検のため炉内から出してプール内に置いてあった物であります。 これまでの点検では、(私の予想したとおり)炉内の機器に異常は一切見られていません そしてこの「脚」、定期検査で気水分離器を炉外に出した時にのみ、気水分離器の自重が加わる代物。 炉内にある時には自重は加わらず、地震でも曲がることはありません。 また、曲がったからといって何か安全上問題が生ずるわけではなく、耐震性など全く必要のないものです。 NUCIAにおいて、同種の事象が、法令上の国への報告対象である「トラブル情報」、事業者間で情報共有すべき「保全品質情報」ではなく、事業者が気が向いたら自主的に登録する、安全性に関係のない「その他情報」に登録されていることからも、これは明らかであります。 そしてこの事象、過去に宮城県沖地震や能登半島地震において、福島第一や女川、志賀などで同じ事象が確認されております。今回の曲がりも、BWRを少しでも知っている人は「100%間違いなく曲がっているだろう」と予想していたものであります。(曲がっていなかったら逆に驚きだよ。) 日本のマスコミ、特に朝日新聞のこのような針小棒大な報道姿勢は、国内のみならず国外でも批判を受けているのでありますが、関係者の皆様はこの事に気付いておられるのでしょうか? 本日立ち読みした週刊新潮の連載エッセイ、「変見自在」。 冒頭から、「新潟県の風評被害を招き、花火大会を中止に追い込んだのは他ならぬ朝日新聞。賠償すべきである。」と言った内容の主張が記されておりました。 電力や原子力と全く関係のない方の目にも、柏崎刈羽に関する朝日の一連の報道は極めて異常な光景に映った模様です。 マスコミの皆様とは仲良くやって行きたいのですが、朝日新聞社だけは別。これは原子力に限った話ではなく、日本の新聞とは思えない記事が目白押しであります故。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月05日 00時03分00秒
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