歌手吉幾三さん（５４）が１日、都内でデビュー３５周年記念曲
「ありがとうを言いたくて」の発表会を行った。
中学卒業後、家出同然で故郷の青森から上京したかれは人一倍の
負けん気と努力で演歌歌手として不動のものを得ました。

近年では紅白出場も常連となりましたが彼、曰く
「念願だった紅白にも出ることができた。これから先、歌手生活を
何年できるか分からないが元気の出る曲を歌っていきたい」。と
いつもの人懐こい笑顔で、歌手人生を振り返っていた。

この人の歌にはこころがある。そしておもいが伝わるものがある。

平成元年に「酒よ」を私は病院のベッドでラジオから流れる歌を
初めて聞いた。

「覚悟しておいた方がいい」と家族は医師に言われていたほど重病でした。

もう「俺は死ぬの」？涙が止めどなく流れてどうしようもなかったことを
今でも鮮明にこころに残っています。
吉さん、　良い曲をほんとうにありがとう。

吉幾三全曲集