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テーマ:アニメあれこれ(26108)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。
☆前のお話は→ 第1話~第20話 あらすじまとめ 弱虫ペダル 第21話 「石道の蛇」『一年前 広島県』 インターハイ広島大会、男子ロード2日目、通称第2ステージ。金城は先頭を行く箱根学園のエースのひとり福富を捉えていた。後ろの集団との差は5分。追っては来ないだろう。うまくやればステージ優勝がとれる。そしてそれを足がかりに総北の悲願、総合優勝。この夏一番の暑さの中、箱学との一騎打ちになる。 追いついた金城に福富は大したもんだ、外から見れば俺たち二人の勝負になるだろうと言った。黙って聞く金城に福富は、ここで勝って総合優勝を狙うなど安いプランだ。自分はこの2日で、たったこれだけか、インターハイはつまらないなと感じている。父も兄も箱学で一緒に練習してきた。このレースに敵はいないと思っている。今、集団の中でようやくついてこれるようなやつは所詮は散るレベルだ。 福富はインターハイはひとりでも強いやつがいれば優勝はできる。俺は強いと言った。引き離しにかかるが金城はすぐに追いついた。そして、そう簡単には引き離されない、自分は「石道の蛇」どこまでも食らいつく諦めない男だと言った。 食らいついてくる金城に福富は、世の中には格の違う人間がいるということを教えてやると言って向かい風の中で加速した。残り20km。再び追いついた金城に福富はゴール前の8kmは強烈な上りがある。その疲労した肉体では対応できない。お前は俺に追いつくことはできないと言い放った。 「俺は総北を優勝に導くために走っている。この足には皆の願いが詰まっている。俺ひとりの意志じゃ止められない。俺は諦めない。車輪がゴールラインを越える瞬間までな」 金城は福富に告げた。上りでは巻島が、平坦では田所や3年の先輩が頑張ってくれた。自分はエース。仕事はみんなの思いをゴールまで届けること。だから止められない......抜かれそうになった福富は焦る。こんなしつこいやつは初めてだ。福富はシフトミスをする。相手は格下、俺は負けない、俺は強いと言い聞かせる。今までも、これからも...... 峠の頂上が見えた。あとは下り。一気にねじ伏せてやろうと福富が思ったところで、狙っていた金城が追い抜いて加速していく。追いかけようとした福富はまたシフトミス。金城の前方に光がさしていた。 「俺は強いんだ......待て金城、なぜおまえがそこにいる。俺は...その光は......」 福富は金城のジャージを掴んでしまった。自転車は接触しふたりは転倒。福富はすまないと謝った。金城は怪我をして出血していたが、俺はエースだ。絶対に諦めないと言うとまた走り出した。 レースは後ろの集団から追い上げた箱学が1.2.3位を独占、2日目を征した。金城は69位でゴールすると倒れ込んだ。前にいると思っていた巻島と田所は驚く。エースとしての役割を果たせなかったと謝る金城。落車は仕方ないと巻島。単独かと聞かれた金城は「そうだ、おれの力不足で」と答える。今年はいけると思ったのにと悔しがる田所。 そこに福富が来て自分がジャージを引っ張って落車させたと言い謝る。残り2kmで抜かれて思わず手が出てしまった。自分の弱さが原因だと頭を下げる福富をふざけるなと田所が殴る。罪滅ぼしではないが明日のレースは自分は棄権するつもりだと言う福富に、それが箱学のやり方か、自転車は回してなんぼだろうがと田所は泣きながら怒る。 自分たちにはエースはひとりしかいないのだと福富に詰め寄る田所をもういいと金城が止める。やるべきこは明日に備えてバイクを直し休むことだと。そのひどい怪我で出るのかと言う福富に金城は言った。 「ロードレースの総ての勝敗は道の上で決まる。結果はゴールするまで誰にもわからない。走り出さなきゃ負けと同じことだ。踏み出した一歩は小さくても必ず積み重なる。形になる。だから俺は諦めない」 時間がかかっても、自分は総北を優勝させるつもりだと金城は福富に告げた。それが一年後でも。 9月になっても田所はまだ悔しがっていた。巻島に東堂から福富がそちらに向かったと電話。ちょうど金城が部室に来ると後ろに福富が来ていた。巻島、田所は慌てる。金城に話があって来たと言う福富。要件はなんだと聞くと正式に謝りに来たと言って土産を出した(箱根名物・温泉饅頭w)そして改めて、総北全員の努力を水の泡にするような卑劣な行為をしてしまったことを反省していると頭を下げた。 ひとつお願いがと言いかけて、今日は謝罪だけにすると帰ろうとした福富に金城がドリンクのボトルを渡す。天気がいいから飲みながら話そうと自転車で出かける。もう一度、勝負してくれるかと福富は言った。来年のインターハイでもし並んだとき。 金城との戦いで知った自分の弱さを克服してもっと速くなりたい。来年、勝ちを譲れと言われても断れないだけの事をしたがと言う福富に金城は、勝ちを譲ってくれというメンタルではインターハイは勝てない。傷は癒える。自分は最強のチームを作る。もし来年同じ状況になったら絶対に負けないから安心しろと言った。 そういうことがあって、金城が今年のインターハイにかける意気込みは人一倍。もちろん俺らもと巻島。エースのあいつを今年こそ一番でゴールさせないとなと田所。坂道、今泉、鳴子も頷いた。 ☆次回 「インターハイ開幕」 ★おまけ。福富がそっちに行ったと巻ちゃんに電話するとちょうど到着。慌てる東堂。 いよいよインターハイですね。楽しみ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.06 23:49:44
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