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テーマ:アニメあれこれ(26068)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
バグズ2号の悲劇から20年経ち、地球では火星からの未知のウイルスが猛威をふるっていた。
ウイルスのサンプルを入手してワクチンを作るため、アネックス1号が火星へと向かう。 人間とゴキブリの種の存続をかけた戦争が始まる。 ★前のお話は→ 「第1話 変異」 「第2話 出陣」 「第3話 災いの星へ」 「第4話 全面戦争」 TERRAFORMARS #05 ~EXCEPTIONAL TWO 奇跡の子~「あの星はね、火星っていって地球とお隣の星。近い将来、人間がいっぱい引っ越すんだって。どんなところだろうね。行ってみたいなあ」 かつてシーラはマルコスとアレックスにそう話していた。シーラは雇主の娘。雇われていたマルコス、アレックスの親たちが給料の不払いでシーラの父ともめて暴動を起こした。屋敷は焼失。父も失いシーラは母とグランメキシコからアメリカに親戚を頼って旅立つ。 荒れた生活を送っていたマルコスとアレックス。ギャングも差別も給料の不払いもない、ここよりましな場所はないもんかなと話して夜空を見上げた。別れの挨拶もできずに行ってしまったシーラの話を思い出した。火星...ふたりはU-NASAをたずねてクルーに志願する。俺たちもう行くところがないんです。お願いしますと座り込んだ。 そこに小町艦長がやって来た。小町の後ろで次の面接の場所を女性がたずねた。それはシーラだった。シーラとの再会に大喜びのふたり。3人はアネックス1号のクルーになる。 「いつも、屈託なく受け入れてくれた。生まれ変われたら、こんなふうに生きたいと思えた。シーラは俺の憧れだった」 ★マルコスのベースであるアシダカグモはゴキブリを主食とし日本でもゴキブリを追う形で分布を広めてきた。体毛で空気の微妙な流れをとらえ、獲物の動きを先回りし、刺し、引き裂き捕食する。すでに捕食中でも他のゴキブリが通りかかるとすぐさま襲いかかるほど獰猛である。しかし、アシダカグモの狩りは待ち伏せのような形が多く、持久力は高いとはいえない。 「誰より幸せになってほしかった」金を失うということは、その願いすら奪われることなのか。テラフォーマーを次々倒したマルコスだが疲れが出て来たところを反撃される。それを助けたのは小町艦長だった。テラフォーマーを殺してしまっていたマルコスに小町は、培養のできないウイルスをやつらが保有している可能性を考えるとサンプルは生け捕りが望ましいが、この場にいる十数匹は全員ぶっ叩くと言った。あとで息があるやつを確保する。 2班では、ミッシェルがひとりでテラフォーマーと戦っていた。ベースは「パラポネラ」自重の100倍近い物体を持ち上げる最強のアリ。この能力は手術ではなく遺伝。父親(バグズ2号艦長、ドナテロ・K・デイヴス)から受け継いだもの。遺伝するはずはないと考えられていて、当時の化学者の誰もが神のいたずらだと言ったが、その意志と能力は受け継がれていた。 ミッシェル・K・デイヴスには能力がふたつある。ひとつは父親から受け継いだパラポネラの筋力。そして手術で与えられたふたつめの能力、ベースは通称「バクダンアリ」二十世紀にマレーシアで発見された希少種。捕まえるとそのアリは自爆した。ミッシェルは自爆ではなくテラフォーマーを次々爆発させて倒した。 (地球では蛭間が本多に話す)能力は遺伝しうる。もうひとりの青年、膝丸燈の手術と訓練を見てそれは確信に変わった。彼らが最も大きな戦力になる。そして我々にとっての希望となるでしょうと蛭間。膝丸燈の名を聞いて驚く本多。火星で何か起こるならば日本人の上位ランカーがひとりでも多く必要だったと蛭間は言った。 あの3匹は俺に任せろと燈。アレックスが脱出機の上空を見張る。燈は不思議だと感じていた。自然に変異してしまうときは、いつも怒りや恐怖で頭が吹っ飛んで自分の中の人じゃない部分に振り回されるような感覚なのに、薬を使うとまるで今サナギから羽化したかのようにまわりの世界がはっきりと見える。怖くない。 テラフォーマーを痛めつける燈。だが殺しはしないと言った。捕獲する。 ボロボロになってしまった百合子の人形を見た少年はかわいそうと言った。そこの病院に住んでいるという少年は春風桜人、10歳。膝丸燈という名前をカッコイイねと言った。日本では難しくて治せないから引っ越してきたんだと桜人。百合子と同じ病気だった。出発の日に病室をたずねると人形を直してくれていた。 人形をくれた彼女は見送りにこないのと聞かれ日本で帰りを待っていると燈は答えた。僕は膝丸さんの帰りを待てないかも、病気を治すのは無理みたいと桜人。患者にあまり希望を持たせることは言うなとミッシェルに言われていたが絶対に治るよと燈は言った。 俺たちは遠い火星を調べて、そこにしかない物質から、君の病気の治し方がきっと見つかる。ミッシェルは例え無事にウイルスのサンプルが採れたとしてもワクチンが間に合うという保証もないと言っていたが、燈は治ったら何がしたいかと桜人にたずねた。そして、今は希望を持っていい。すごく小さくて遠い希望だけど今度はそれに向かえる正しい手順がある。燈は人形を渡した。この人形はお前が持っていてくれ。そして俺の帰りを待っていろ。 俺は必ずこの悲しみの元を絶つ。任せておけ。燈が糸を出して捕獲する。糸を使うが燈のベースは蜘蛛ではない。薬は注射、つまり昆虫型。テラフォーマー3体の捕獲完了。ベースとなる昆虫が希少なため20年前には行えなかった手術だがミッシェル同様、手術の成功率が高かった燈には施すことができた。蛭間は本多に燈は戦力になると言った。火星でも、そしてこの先も。 第2班、サンプルの格納を終了。出番がなくてホッとするアレックス。凍土が融けてできた湖の水が地球とほぼ同じものだったと聞いてミッシェルが体を洗おうとしているとテラフォーマーが飛んできて脱出機へ。ミッシェルは水の中に引きずり込まれる。助けようとする燈にお前の役目はアッチだと言う。脱出機のみんなを助けに走る燈。ミッシェルはテラフォーマーと水中に沈んでいった。 「それでいい燈、お前はいい部下だ。頼むぞ」 ☆次回 「2MINUTES 2分間」 ★ふふ、規制もゴキブリにはないみたいで、やはり人間はゴキブリには容赦ないねw ミッシェルと燈はさすがに強いですね。燈の親もバグズ2号のクルーなのかな。施設で育ったみたいだけど。そう、アニメとしてはテンポが遅かったりだけど、こういうそれぞれの事情や昆虫などの解説、回顧シーンも楽しみではあります。いきなりアネックス1号の話でもありますしね。だんだん面白くなってきている気がして期待してます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.10 23:15:50
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