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テーマ:アニメあれこれ(26068)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
夏目友人帳 伍 第7話 「遠い祭り火」☆前のお話は→ 第1話~第6話 あらすじまとめ 田沼が親戚のやっている民宿に誘ってくれた。近々、改装工事があるそうで、みんなで片づけの手伝いに行くのだ。そのあたりは妖怪が多いからと先生もついてきた。用心棒のわりには「温泉といえば熱燗だ」と浮かれていたけど。 田沼がバッグの中のニャンコ先生にタラチーズをくれた。 夏目:「ごめんな田沼。お言葉に甘えてちょっと調子に乗り過ぎたかも」 田沼:「いや、俺もこういうのなかったから楽しみなんだ」 俺にもタラチーズくれと北本。西村は旅先で新しい恋がはじまっちゃったらどうすればいいと思う?とか言っていた。 夏目:『本当は俺もとても楽しみで、少しあった不安を忘れてしまうくらい』 4人をサトミおばさんが迎える。サトミさんに「要(かなめ)ちゃん」と呼ばれている田沼を3人は笑った。 ちょうど明日と明後日は向こうの山でお祭りがあるから、お手伝いが済んだらぜひ遊びに行ってとサトミさん。民宿には他に祭りを見に来たお客さんが5人。夏目たちは離れを自由に使っていいと言われた。 荷物を置いたら手伝い開始。俺たちは学生だから酒の注文は出せないなと田沼に言われたニャンコ先生は、温泉に来たのに酒が飲めないとはつまらんとガッカリするが、祭りに行けば出店がたくさん並ぶと聞いて「イカ焼き~」と喜ぶ。 「あらあら、要くんじゃない。久しぶり」とイトさんが来た。田沼に背が伸びたし顔色もよくなってよかったとイトさん。田沼が夏目を友人と紹介して夏目が挨拶をすると「お友だちになってくれてありがとね」とイトさんは夏目に言った。 西村と北本も来た。イトさんは若い男の子がいっぱいでどうしましょうと言いみんなにアメをくれた。 もてるんだなあと夏目が言うと、何か腹立つなと田沼。ここの隣町に住んでいたと話す。今よりずっと体調を崩しやすくて、でも父さんは仕事で夜も留守にすることがあったから、熱を出したらよくこの宿に預けられた。 サトミおばさんにはすごく心配かけたし、近所のイトさんも梨とかのど飴を持ってきてくれて、だから少し照れくさいけど、おばさんもイトさんもあんなに喜んでくれて嬉しいよと田沼は言った。 その後は、宿泊客の配膳や布団敷きを手伝って、夜はやはりソワソワ楽しく、 北本の父がカバンにこっそり『写真集』を入れていた。見てしまったら眠れなくなった。こういうときはアレだ。 いつまでも眠れそうになかったけど、いつのまにか眠っていた。 夜中に気配を感じる夏目。天井に何かいる。 天井板を誰かが動かしたようなあとがある。私が追ってやろうとニャンコ先生。山のほうから来たようだ。祭りの酒をくすねてきているかもしれないから成敗して酒を取り返してやると天井に上って行った。 翌朝、楽しくて眠れなかったと眠そうな顔の夏目に田沼が何かあったかと聞いた。夏目は昨日の夜、妖怪が宿に入って来たかもしれないので先生が探ってくれていると話した。 朝食の席に着くと一人分食事が足りなかった。人数分の用意をしたはずなのにゴメンナサイとサトミさん。お客さんは昨日5人だったが、今朝は6人いた。夜に飛び込みで増えたのかもしれない。 夏目は田沼とフロントに行き聞いてみたが昨夜は客は来ていないとのこと。もともと6人よねとフロントの女性は言った。やっぱり昨日の何かが客に紛れ込んでいるのかもしれないと夏目。自分の意志で姿を見せて人に化けられる妖怪もいるんだと話した。 そうなのかと驚いた田沼は、それは何だかちょっときついなと言った。 田沼:「人だと思って接していた相手が妖怪だったら、何だか寂しいな」 改装に備えた荷運びは田沼たちにまかせて、夏目は館内の雑用係をもらって少し客の様子を探ることにした。 結木さん。祭りの舞は何時からかと聞かれて、今日と明日の夕方5時からだそうですと答えた。一人旅の客が怪しいとは限らない。記憶を操る妖怪のようだ。相手のことを操ってもぐり込んでいるかも。 三野さん。母娘でふたり旅。 三野さんの娘さんにカワイイと声をかけたのは、カップルのお客さんで畑中さん(男性)と大高さん(女性) 三野さんの娘さんが転んで泣き出した。夏目は薬箱を取りに行く。あとひとり、男性のお客さん、朱先さんは部屋にいるようだ。 夏目が廊下を歩いていると奥の部屋から物音がした。行ってみると倉庫のような部屋で、 「やだ、見られちゃった」とそこにいた妖怪はイトさんだった。お祭りに使う大事なお面が盗まれてしまった。盗人がこの宿に入って行くのは見たのだが、坊やが盗んだんじゃないでしょうねとイトさん。イトさん、あなたは? 私はずうっとあの水凪神社にお仕えしていて山の祭りを守るのが仕事なのとイトさん。人の姿は便利だから、こうして人間に紛れてお守りしていると言った。 イト:「でも、このことは祭りが終わるまで誰にも話しちゃダメよ。話したら坊やも聞いたやつも始末しなくちゃならなくなるから」 どうせ見えるのなら盗人捜しを手伝ってちょうだいなとイトさんは言い、夏目に手を当てて心を覗き込むと「あらそう、客の中に何かいるようね」と言った。放せと夏目。ニャンコ先生が来た。 先生:「コラ、ばあさん。私のペットに勝手にさわるな」 奇襲をかけようと思ったニャンコ先生だが、出られなかった。「あの白まんじゅうもあなたの仲間なのね」とイトさん。また来るからその間だけでもお願いねと言うと祭りに戻った。 イト:「夕方の舞に使うお面なのよ。白い女の顔のお面、よろしくね」 夏目がイトさんを追いかけようと部屋の外に出ると田沼とぶつかった。よかった、何かあったかと思ったと田沼。薬箱はもう届けたよと言った。 イトさんには口止めされたし、田沼は、人だと思って接していた人が妖怪だったら寂しいと言っていた。夏目が困っているとニャンコ先生が田沼に言った。 先生:「私が徹夜で集めた情報によると、祭りの面を盗んだ妖者がここにもぐり込んでいるらしいぞ」 夏目:「言うなって言われただろ」 先生:「やつの正体さえ言わなければいいんだろ」 田沼:「祭りの面。何のために?」 先生:「面とは祭りの力が降りる依代みたいなものだからだろう。面を盗めば集まる力を横取りできるのかもしれんなあ」 夏目:「でもなぜ、人に紛れたりなんか」 先生:「悪ふざけに決まっているだろう。それだけ質の悪いやつが祭りの力がもうすぐ手に入るとはしゃいでいるのさ」 そんな気味の悪い妖怪がこの宿に。ふたりは引き続き宿泊客をあたってみることにした。夏目が田沼に、でも、何か気づいたらすぐに教えてくれよと言うと、田沼は夏目もなと肩をたたいた。 夏目は朱先さんの部屋にタオルの交換に行ったが、やはり見ただけじゃわからなかった。こうなったら聞いてみるか。 出かけようとしている結木さんに白い面を宿のどこかで見なかったかと聞いた。祭りの舞も白い面を着けるらしいね。これから見に行くところだと結木さん。まてよ、どこかで見たような、思い出せないと言った。誰かが白い面をつけたり外したり、はしゃいで。いやあ、気のせいかな... 面をつけた子どもがいた。あの子が? 待ってくれ、そのお面、どうしたんだ。大事なものなんだ返してくれと夏目が言うと、大事なものなの、ごめんなさいと娘。楽しそうに遊んでいたから、私もってコッソリ借りちゃったのと言った。 誰が遊んでたんだいと聞くと、「これは私の」と手が伸びた。大高さんだった。「あ~あ、バレちゃった」と面を持って逃げ出す。夏目はニャンコ先生と後を追う。 途中、部屋を覗くと畑中さんが倒れていた。気を失っているだけだから、ほっとけとニャンコ先生。あいつを操って隠れ蓑にしてたんだろうと言った。 面泥棒の妖怪が屋上に逃げようとする。斑の姿になったニャンコ先生が観念しろと捕まえた。 手に入らぬならと面を壊そうとする妖怪。夏目が止めると攻撃してきた。そこにイトさんが現れた。 イト:「遅れてごめんね。よくぞ守ってくれた」 イト:「面を離してどこぞへと去れ」 面泥棒の妖怪は消え、夏目はその場に倒れた。離れた場所にいた田沼も何かを感じて夏目に何かあったのではと思った。 祭りに行けなくなってゴメンなと謝る夏目。夏目のせいじゃないと田沼。そういえば初めてここに来たのは祭りのときだったと話す。 父さんが祭りを一緒に見ようと言って、すごく楽しみだったが、やっぱり熱を出して、結局行けずに父さんとふたり、この宿から祭りの明りを遠くに見た。 子どもながらに情けなくて、次の年は意地で祭りに行った。射的にわたあめ、楽しい事いっぱいだったんだけどめまいがしてきて、気がつくと迷子になっていた。怖くて心細くて、また父さんに心配をかけるのかと思うと悔しくて、声を上げて泣いてしまいそうになって... 田沼:「そこで初めてイトさんに会ったんだ。イトさんが助けてくれたんだ」 夏目:『秘密にしろって、勝手なことを。大事なくせに、優しいくせに』 大丈夫か、もやしっ子だなと西村と北本がおにぎりを持ってきてくれた。「悪い」と言う夏目に、西村が言った。 西村:「いいよ、いいよ。ゆっくり休め。祭りは明日行こうぜ。みんな一緒に」 夜、イトさんが酒を持ってやってきた。 イト:「ありがとうね。おかげで舞に間に合ったわ」 夏目:「田沼も手伝ってくれました。もちろんイトさんのことは話していません」 イト:「そう、何だか安心したわ。小さいころから寂しげだったから」 イト:「本当に人の成長はあっという間ね。とても楽しそうに、こんなにお友だちもできて...なんてね、私は神社守り。個別の者に情をかけたりしないのよ」 明日、祭りが終わるまでは私の正体は内緒にしてねとイトさん。祭りが終わったらと夏目が聞くと、あなたにバレちゃったからもうここにはいられないわと言った。 イト:「神社と祭りは守っていくけど、この姿は捨てて、新しい姿で別の町に移らないと。じゃあね」 夏目:「待ってください。俺が黙っていれば誰にも知られていないのと同じでしょ。誰にも言いません決して、誰にも。だから、いてください。イトさんがいたい間、いられる間は。いてください」 夏目の頭に手をやるイトさん。心を読まなくても嘘を言ってるんじゃありませんと夏目が言うと、違うわよとイトさんは笑った。 イト:「人はこういう気持ちのとき、こういうふうにするんでしょ」 翌日。夏目は倒れた分も挽回すべく働いて祭り最終日の舞を見に行けることになった。 田沼:「夏目、悪かったな。俺がまた肝心なときに」 夏目:「いや、田沼がわかってくれてたから、すくまず動けたんだ」 イトさんが手を振っていた。 夏目:『ごめんな、田沼。話してやれない秘密ができた』 舞が始まる。思い出し笑いをした田沼が夏目に話す。 小さいころ、時々イトさんを怖くも思っていた。うまく言えないけど、何か他の人とは違う感じがして。そういうのって何なのか、例えば妖の存在だなんて、思ってみたこともなくて、夏目と出会ってから、ひょっとしてあの人はそうなんじゃないかって、ちょっと思った。 田沼:「だから、だから、もう俺には夏目みたいな友人ができたからさ、あの人に俺の友人を見せたくて来たんだ。ありがとうな、夏目」 ☆次回 「歪みなき世界」 【感想】 楽しみにしていた温泉回w うん、いい話でした。田沼はホントにいいやつだよね。てか、イトさん、内緒にしなくてもバレてますやんwww 怖い妖怪かと思ったら、強くて、めっちゃ優しい神社守りだったね。情はかけないとか言ってたけどw こんなこと言ったら何だけど、ストーリーは凄く素晴らしいとかは思わないんだけど、雰囲気かなあ、見せるね。EDの歌声なんかもう反則だろw 「♪出会えた幻に~」ってとこすごく好き。今回もあったかい気持ちになりました。その上、夜中にタラチーズとイカ焼きまで食べたくなったよw 茜さす/everlasting snow (初回限定盤A CD+DVD) [ Aimer ] 夏目友人帳 21 [ 緑川ゆき ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016.11.24 23:31:44
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