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2016.12.09
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 夏目友人帳 伍 第9話 「険しきをゆく」



   

☆前のお話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめ

   

口の大きな妖怪に追いかけられる夏目。

   

橋の下に隠れてなんとかやり過ごしたと思ったら小さいシイタケみたいな妖怪(以下、シイタケ)の上に座ってしまっていた。

   

  夏目:「ごめん、大丈夫か」
シイタケ:「大丈夫ではないわ、たわけ。危うく召されるところだったぞ」

   

夏目:「小さっ」

人のくせに私が見えるのかとシイタケ。私の子分にしてやるからついて来いと言った。そこに口の大きな妖怪が戻ってきて夏目を見つけた。

   

大口妖怪:「こんなところに隠れていた。友人帳の夏目。うまそう~」

   

小さいのも食ってやると言う妖怪に、こいつは関係ないだろうと夏目。襲って来た妖怪に夏目のパンチが炸裂。痛がっている隙に逃げる。

   

  夏目:「ここなら大丈夫だろう」
シイタケ:「お前、あの妖者を殴り倒すほどの力を持っているのか。なんと大したやつ」

カサに手をやったシイタケはワアッと声を上げた。

   

シイタケ:「やはり、私の美しきカサにアウトローな感じの傷が...」
  夏目:「ごめん、俺か」

   

どうしてくれるのだ。朱遠(しゅおん)様はとても高貴なお方なのだぞ。こんなワイルドな佇まいでは引かれてしまうだろうがとシイタケ。しばらく私の子分になり働いてもらうぞと言った。

   

  先生:「去れ小物。それは私のだ」
シイタケ:「ギャー」

   

  夏目:「先生、いつからそこにいたんだ」
  先生:「ここは私のお散歩コースなのだ」

  先生:「そんなシイタケ、捨ててサッサと帰るぞ夏目」
シイタケ:「シイタケだと、私はあの朱遠様と知り合いなのだぞ。無礼者」
  先生:「朱遠?」
シイタケ:「ああ、やっと、もう一度朱遠様に会えるかもしれんのだ。だからそばへ行くための作戦準備をせねばならんのだ」

   

シイタケ:「というわけで、手伝ってもらうぞ小僧。カサの弁償義務があるはずだ」
  先生:「何なんだ、その生意気なシイタケは。焼いて食ってやるぞ」
シイタケ:「おう、食って見ろ、みたらし団子」
  先生:「団子じゃないわ」

こうしてシイタケ妖の手伝いをすることになった。

   

  夏目:「で、その朱遠様というのは?」
シイタケ:「何、知らんのか無知め。ま、お前らのような卑しき人の子や下級の妖者は知らぬことか」
シイタケ:「よし、話してやろう。あ、コホン」

シイタケが朱遠様の話をする。

シイタケ:「私はいつも気高く一人きり、魚を釣っては食べたり寝たりと忙しい毎日を送っていた」
  先生:「ただ食っちゃ寝しているだけではないか」
  夏目:「先生、最後まで聞こう。続けてくれ」

   

シイタケ:「ある日のことだった。食い意地が張った獣に捕まり私は喰われそうになった」
  夏目:「妖怪が獣に?」
  先生:「弱っ」

   

喰われると覚悟したその時、どこから現れたのか今まで見かけたことのない妖者が来て、「美しき獣は妖を食べても腹は膨れん。放してやってはくれまいか」と言うと獣は去った。

   

シイタケ:「助かった」
  朱遠:「あ~あ、またやってしまった。獣には獣の事情がある。それを、自然を見過ごせぬなど、まだまだ私は...」

   

シイタケ:「よくわからぬが、あなたは私を救ったのだ。私には命の恩人だ。ありがとう」

   

それが朱遠様との出会いだった。それ以来、ときどき森で出くわし、話をするようになった。おそらくどこかからやって来て何かの息抜きに私と他愛ないお喋りを楽しんでいたのだろう。

   

大きな蜘蛛に驚くシイタケ。朱遠様は地面に落ちた蜘蛛を巣に返してやった。

朱遠:「ハハハハハ、楽しや」

   

そして、一緒に釣りをしたりする仲になった。ただ、朱遠様は変わっていて、糸にはいつも針がついていなかった。

   

シイタケ:「針がないと釣れないと言ったじゃないか」
  朱遠:「これでよいのだ」
シイタケ:「しょうがない、私が釣って食わせてやる」

   

釣り上げた魚に逃げられたシイタケ。それを見て笑う朱遠様に笑うなと言ったが、朱遠様は、楽しや、楽しやと言った。

   

ふたりで星空を眺める。

   

シイタケ:「おお、ついてるぞ。人の世では流れ星に願い事をすると叶うと言われているのだ」

   

シイタケ:「ん? 祈らないのか」

   

  朱遠:「生きとし生けるもの、星もまた然り」

   

そして、ある夜。

   

  朱遠:「友よ、世話になった。我が一行は今宵この地を発つ。私は修行の旅の身。仙術の道へ戻る。道は険しく二度と見舞えまい」

  朱遠:「私は朱遠。さらばだ」

   

シイタケ:「待て、旅なら私も好きだ。せっかく友ができたのに、私も一緒に連れて...」

   

   

   

「後で知ったが、朱遠様とは、そこらの者が口をきいてはならぬほど高貴なお方。それが私の命を拾い友と呼んでくれたのだ」

   

話に飽きた先生はトンボと遊ぶw

「連れていかれる美しき一行の方々が羨ましかった。私もあの中に入りたい。以来、朱遠様一行を捜し回って旅をし、修行の順路で今日の夕刻、そこの丘を通るらしいと耳にして急ぎやって来たのだ」

   

  先生:「バカバカしい。追いついたところでどうするのだ」
シイタケ:「それっぽい恰好をして最初からいましたよという顔で、列の最後についていこうと思うのだ」
  先生:「清々しいほどの小物っぷりだな」
シイタケ:「だから、こんな俗っぽいバッテンがあったらバレてしまうだろう」
  夏目:「そこなのか?」

  先生:「目を覚ませ。妙な夢を見るな。お前のような者とそんな立場の者が共にいられるはずないだろう」
シイタケ:「そんなことはない。美しき姿になって合流すれば朱遠様はきっと私も一緒に連れていってくださる。こんなみすぼらしい姿でなければきっと...」

      

シイタケ:「そういうわけだから手伝ってもらうぞ、小僧」
  先生:「偉そうにすんな。この他力本願のシイタケめ」
シイタケ:「シイタケではない。あんころ餅が」
  先生:「あんころ餅ではな~い」

   

石を砕いてカサにすり込んで傷を埋めるのだとシイタケ。夏目が石を手に当てて痛いと言うと、下手くそめと言った。まあ、これだけあれば十分かと思ったらニャンコ先生のくしゃみで飛んでしまった。

シイタケ:「何をする、この鏡餅」
  先生:「何、生意気なシイタケめ。やっぱり食ってやる」

   

シイタケは、きれいな花を見つけると飾ると言ったり、美しい色の実で布を染めると走り出したりした。そして川の中の光る石を身につければと飛び込んで溺れかけた。

   

夏目:「俺がやれることならやるから言ってくれ」

その後もシイタケは何に使うか考えずに木の実などを集めていた。夏目が蜘蛛をはらって飛ばすと、バカ者、何をするとシイタケ。蜘蛛を巣に返すと、次は気をつけるのだぞと蜘蛛に言った。

   

夏目が木の蜜でカサの傷をうめてあげた。

   

疲れて横になる夏目。
先生:「あんな甘ちゃんほっとけ」
夏目:「でも」
先生:「だいたい格好の問題ではない。所詮住む世界が違うのだ。一緒にいたいなどとあがいても、どうにもならんことはある」
夏目:「そうだな」

少女の妖怪やモサ妖、イトさんのことを思い出した夏目は夢を見た。向こうに塔子さんと滋さんがいる。そばに行こうとした夏目を口の大きな妖怪が捕まえる。住む世界が...違う...そこで目が覚めた。怖い夢でも見たのかとニャンコ先生が言った。

   

シイタケがアケビを持ってきた。

シイタケ:「おい小僧、アケビをとってきてやったぞ。まったく、あんなに妖力が高いくせに、これしきで倒れるとは」
  先生:「疲れているのだ。昨日遅くまで名前を返していてあまり寝てないからな」
シイタケ:「名前?」
  先生:「こっちの話だ」

シイタケ:「とにかく、甘い物でも食べてしばし休憩していろ」
  夏目:「ありがとう、優しいんだな」
シイタケ:「あー忙しい...」

  先生:「まったく、すぐほだされおって」

   

花を摘んでいたシイタケは妖者が朱遠様のことを話しているのを聞いた。我らなど御姿を見物したら罰が当たるかもしれんが、何か貢物をすれば願いを叶えてもらえるかもと話す妖。

   

高価な書や衣や酒、美味な人の子などもいいかもしれないと聞いて口の大きな妖怪が夏目のことをうまそうと言っていたのを思い出した。人の子、貢物...

   

その様子をニャンコ先生が見ていた。
  先生:「まあ、たまにはいい薬か」

   

シイタケ:「できたぞ、まるで神の使いのような美しき姿。これなら列に入っても違和感なしだな」

   

  夏目:「大丈夫か、浮きまくると思うけど」
シイタケ:「大丈夫だ。こう、遠近法とやらでうまいことついていく」

日暮れだ。そろそろこの藪を抜けたところに一行が現れるのだとシイタケ。それじゃ俺たちは邪魔しないよと夏目が帰ろうとすると、ダメだ私のそばにいろと言った。そうだな、アケビももらったし最後までつき合うかと夏目。ニャンコ先生は、おいと言いかけてやめた。

   

  夏目:「難しいかもしれないけど、きっと、うまくいくといいな」

夏目の言葉に元気がなくなるシイタケ。夏目は先生に、さっき何か言いかけなかったかと聞いたが、ニャンコ先生は、いやと答えた。

   

朱遠様だ。朱遠様一行が来るとシイタケ。空気が変わった。

   

  夏目:「すごい。光で目が痛む」

   

先頭にいる朱遠様を見つけたシイタケ。

   

  先生:「シイタケやめろ、下手したら不敬と見なされるぞ」
シイタケ:「朱遠様はそんなお方ではない」
  先生:「取りまきのことだ。お前など寄せ付けぬぞ」

   

シイタケは行ってくると飛び出したが転んでしまった。気づいた一行の角妖怪が言った。
角妖怪:「何やつよ。これは朱遠様の業である。穢すは許さぬ」

   

シイタケ:「私はシハラの林の三ツ皿という者。朱遠様の列にどうぞお入れください」(以下、シイタケ→三ツ皿)

   

角妖怪:「何も持たぬが何を捧げる?」
三ツ皿:「それは...」
三ツ皿は夏目を見た。

   

三ツ皿:「何も...何の捧げ物もありませんが...」

   

三ツ皿:「朱遠様に拾っていただいた命、おそばでご恩を返したいのです」

   

三ツ皿:「どうか私も連れて行ってください。ご一緒したいのです。修行も励みます。だから、どうか、どうか」

   

 朱遠:「三ツ皿殿、情をかけてすまなかった。言ったように我らが行く道はあまりに険しき道。連れてはいけぬ。友よ、帰られよ」

   

朱遠様の一行は去った。

   

   

   

『叶わない願いがある。希望を見つけて、それでもダメで、心はいつも揺れ続ける』

三ツ皿:「すまなかった、人の子よ。世話になったのに、本当は私は、お前...」

   

 先生:「これからどうするのだ。帰るのか?」
ニャンコ先生が三ツ皿の言葉を遮って言った。

   

三ツ皿:「どうせすることもないのだ。それに小物だから連れて行けぬなら、大物になるよう修行する」
 夏目:「また追うのか」
三ツ皿:「やはり姿だけ取り繕ってもダメなのだ。住む世界が違っても近づくためにはあがいてみたい」
三ツ皿:「おそばにふさわしくなるよう、やってみたいのだ」

   

一行の角妖怪が戻って来た。
三ツ皿:「先ほどの...」
角妖怪:「三ツ皿殿とやら、捧げ物などいらん」

角妖怪は分厚い書を渡した。
角妖怪:「我らはここに書かれた修行を終えて参列しておる。先ほどはひやかしとからかって申し訳ない。覚悟があるならこなして来られよ」

角妖怪は消えた。書の下敷きになった三ツ皿を夏目が大丈夫かと助けようとすると、三ツ皿は手出し無用と言った。

   

三ツ皿:「大丈夫だ。きっとやれる。そうだろう」

   

 夏目:「ああ。ああ、きっと」

☆次回 「塔子と滋」

【感想】
シイタケ、頑張れ~\(゜ロ\)(/ロ゜)/
明るいラストでよかった。優しいお話でした。みんな優しいね。夏目もニャンコ先生も、三ツ皿も朱遠様も、角妖怪も。朱遠様は妖者というより神様みたいだった。
今回、ニャンコ先生が特によかったね。いい仕事してた。次回は優しい滋さんと塔子さんの話だね。楽しみです。


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Last updated  2016.12.09 10:35:53
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