488104 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

こちらは 映画や小説などの感想文(レビュー)です。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2010.08.30
XML
カテゴリ:輪廻転生
(続き)

昨今、心と脳がごちゃ混ぜにされていますが、心と脳は別ものです。
心は物体ではありませんが、脳は物体であり体の器官のひとつです。

心は、魂や霊魂などと同じグループで、非物体なので科学的に証明されていません。なのに、心は誰からも認められています。医学的にも承認されています。心療内科なんて部門があるのですから医学的にも心というものは認められているのです。UFOや宇宙人を認めない人でも心を認めない人は極めて少ないと感じます。非物体なのに不思議な程、否定する人が少ないのが心です。

「脳とは何ぞや?」この答えは簡単です。頭蓋骨の中にある物と背骨の中にある物ですから。でも、「心とは何ぞや?」という疑問の明確な答えは存在しません。何故なら物体でないから。

当たり前の事を羅列しましたが、僕は今の日本の精神医療の問題点が、心と脳をごちゃ混ぜにしているから、治療結果が思わしくないのだと思うのです。
ごちゃ混ぜにしているのは、医師側ではなく患者側なのですが。

例えば、鬱(うつ)病ですが、鬱病は大きく外因性、内因性、心因性と原因別に分類されるべきなのですが、医師が外因性や心因性と判断してしまうと治療が難しくなるため、内因性として薬物治療が行われ易くなるのです。
外因性の鬱病も在ります。親のせいとか旦那のせい、社会のせいで鬱になる事も少なくないのですが、親も旦那も社会環境も変更する事が難しいので、今の保険医療では外因性と結論と結論したところで、それが真実であっても良い結果が生まれににくいのです。悪い親のせいで鬱になったのだと分かったところで親は変えられないですし、子どもが居たら旦那もチェンジしにくいですし、都会の社会環境が良くないからといって医師がクラッシックな農耕生活に変えなさいと言っても多くの患者には無理があります。
だから、精神科医師は外因性だと判断してもそれを口にせず、内因性とそて治療を進めるのです。
内因性の治療は、脳神経がその伝達物質の受け手の機能的疾患として把握されます。神経伝達物質は健常者と同じ位出ていて“正常”なのですが、受けての側が受けないから異常に伝達物質が余ってしまってトラブルとなるのです。治療薬はその受け手を入りやすくする作用をします。
脳の中で、こういう現象が本当に起こっている時は、この治療薬が効くのですが、こういう現象が起こっていないのに鬱だと診断されると薬なんか効きません。
多くの医療では真の原因を正しく検査します。血液検査やレントゲン、CT、そして聴診器などで検査するのです。しかし、伝達物質がどうなっているかの検査は出来ないのです。精神科医の知識と経験で想像しているだけなんです。だから、誤診になってしまうことも少なくないのです。
これは精神科医療の発展途上が原因であって、医師の能力不足ではありません。精神科医は一生懸命命がけで治療をしているのです。ただ、その分野がまだまだ幼いだけの事です。個人一人一人を調べる方法が無いのが原因です。

精神分野が発展途上なので、とりあえず多数の人に結果が表れやすい薬物療法が選択されます。その方が保険医療上つじつまがあうから。そして、患者側も楽だから。

治療が進まない最大の問題は、医師の事ではなく、楽な方法を選びたいという患者側なのだと感じます。
心が混乱したら、精神修行よりも薬を飲む行為の方が楽ですし、肩が凝ったら、運動するよりも寝っころがってマッサージを受ける方が楽です。でも、その治療が正しくない場合もあるのです。だから何時まで経っても直らない人が居るのです。
(続く~)


横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to cayman450s@yahoo.co.jp





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.08.31 00:51:07
コメント(0) | コメントを書く
[輪廻転生] カテゴリの最新記事


PR

サイド自由欄

s262609_185459404964715_882752542_n.JPG

フリーページ

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.