地元密着なび主催・シンタニ日記

「ローマ人の物語」以来、塩野七生づいている。
しかし、今のところハードカバーを買う予定はなしなので、
手持ちのほかの文庫を掘り返して読むことにしました。


マキャベリズムという言葉だけが良く知られているものの
本人のことはぜんぜん知らないという人がほとんどだろう。

なのでマキアヴェッリという人は、きっと冷酷無慈悲で
自分がのし上がるためには手段を選ばないというような
人だったに違いないとか思うかもしれない。


しかし「わが友」はじつに人間臭い。

助平で冗談が好きで、給料も地位も上がらないのに、
ひたすら自分の仕事をドンドン増やしていく仕事の虫で、
出張に行っては「経費が少なすぎる」と文句をこぼしつづけ、
たまに余ったらしれっとポケットに入れてしまったり。

こういう人っていますよね。
筆者が書いているように、ノンキャリ官僚あたりに。