カテゴリ:中国株
コフコ・インターナショナル(レッドチップ銘柄・0506)
★2006.10.13終値=6.56HKドル(▼0.01) <どんな会社?> 中国政府系の食品大手です。主力の食用油・大豆食品を製造しているほか、ワインの醸造、製菓、貿易、製粉などを手がけています。ワインブランドのなかでも「長城ワイン」は国内シェア37%を誇る中国3大ワイン(王朝、長城、張裕)の1つです。また、チョコレートでは「金帝」ブランドを展開しており、このブランドの市場シェアは13.2%と、2005年で業界第2位となっています。 <大きな動きは?> 今月の9日に、大規模なグループ再編計画を発表しました。発表によりますと、コフコはコカコーラのボトリング業務を手がける「ジャンボチーム」という会社と、バイオ燃料など農産物加工の「フル・エクステント」という会社を兄弟会社から完全買収することになりました。これにより、コフコは複数の新事業を獲得したことになるのですが、新たな体制では、コフコが食品・飲料関連業務に特化し、農産物加工といた川上業務は完全子会社の「チャイナ・アグリ」に移行させることになりました。具体的には、コフコはこれまでの事業に加えて、ジャンボチームから受け継いだコカコーラのボトリング業務や、紹興酒、赤ワインなどを開始します。一方、バイオ燃料、菜種加工、お米の加工・販売といった業務はチャイナ・アグリが担当することとなります。なお、今回の再編でコフコの業務が食品と飲料に集約されることから、同社は社名を「中国食品有限公司」に変更する計画を明らかにしています。また、コフコは事業再編後、チャイナ・アグリを分離上場させる方針も発表しています。 <今後の見通しは?> 複数の外資系証券会社は今回のグループ再編について、事業内容の棲み分けが明確になり、今後の事業展開が容易になったと評価しています。また、中国の飲料・ワイン業界は、過去数年間に渡り、年率20%というしっかりとした成長を維持しており、なかでも高級ワインの販売好調が目立っています。これは中国のWTO加盟で国内の市場規模が拡大し、国内ワインメーカーが生き残りをかけて外国の有名メーカーとの共同開発に乗り出すなど、企業努力を重ねた結果だと言われています 限定 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 15, 2006 08:18:28 PM
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