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女囚さそり 第41雑居房(1972.12.30) 東映 カラー 88分
監督:伊藤俊也 出演:梶芽衣子/白石加代子/賀川雪絵/室田日出男/渡辺文雄/小松方正/戸浦六宏etc 総合評価 ★★★★★★★☆☆☆(7点) ストーリー★★★★★☆☆☆☆☆(5点) キャスト ★★★★★☆☆☆☆☆(5点) ・・・何といったらいいのか・・・ とりあえず前作以上に凄い 「あさま山荘」とか「よど号」とかが起きてた時代ってのを改めて実感・納得できたような映画。これって日本だよねと疑いたくなる映画。時代が生んだ作品といった印象が強い。 内容のぶっとび具合は引くぐらい凄い。でも前作ほど裸は出てこないのよ。それでも前作以上に凄いことやってた印象。世界観も独特と言うか・・・、個人的解釈・印象としてはエヴァンゲリオンの世界みたいだった。『女囚補完計画』という感じがしたのよ・・・ それにしてもこの時代というか東映・・・悪趣味ね~。こんなの絶対今撮れませんよ。時代のパワーが凄い感じる。女囚が犬ぼこって喰うんですよ 『仁義なき戦い』でも犬喰ってたけど、『さそり』は冗談とかじゃなくマジでだから恐ろしい~ 女は怖いですネ・・・ キャストは前作から続いているのは梶芽衣子、室田日出男、渡辺文雄あたり。でも後ろ二人いなくなったから次の作品でどうなるんだろ・・・?と期待も少し。一番ツボは小松方正の死に様・・・。こんなのアリかよ~~~ もう絶対今無理 あれ梶さん主導でやったのかなとかw 女囚では伊佐山ひろ子も含めてよく顔と名前一致しない。前作横山リエのように目を引く女優さんはいなかったのは確か。ある意味白石加代子は目を引きはしたけどね・・・ 今作も当然のことながら梶芽衣子様を見る作品ですね。これシリーズ2作目だけど、ほぼ前作みてないと厳しいと思う。松島ナミのキャラが前作と少し違った印象なのは、やはり一年も牢に隔離されてやばくなってるのか・・・? あと今回は室内が多かった前作に比べ、ロケが多い作品なのでワイルドな梶さんが拝めます。風に髪を靡かせる梶さん・・・、美しすぎます 『私を売ったね』『死んでるよ』 これ、劇中梶芽衣子の台詞全部です 主役がたった二言しか喋らないのよ こんな映画信じられますか 喋りだすのは最後の10分前からのたった二言のみ。あとは全て眼で語る梶芽衣子。これほんとのところ梶さん撮影楽だったろうなぁ~ 年間4本も映画とってる時期だし、『修羅雪姫』のDVD特典でも「とにかく忙しかった」と語っておられるように凄まじいハードスケジュール。たまにはこんな1本があってもいいのかもしれない。見つめてるだけで、佇んでいるだけで美しい人ですから(これは女優さんには失礼か)。もしかして一言も発しないで映画が終わってしまうのかと思っちゃうほど眼で語ってたなぁ~。 ストーリーは脱走した女囚7人を巡る補完計画とでもいうのか、女って作品だと思う。女の強さ・弱さ・醜さ・浅はかさ・・・、そして梶芽衣子が涙するわけですな。そして悪を断ったあとは笑顔を見せる。ずっと鋭い眼光で言葉も発しなかった梶芽衣子が笑顔を見せるのよ 綾波レイの笑顔並に衝撃ですよそして他の女囚と逃げてる時も常に少し離れた場所にいたのが、みんなの輪に加わって笑顔で一緒に駆けていく。「おめでとう! 全ての女囚たちにおめでとう!」 これが個人的解釈・印象ですネww 前作以上に女の怨念が感じられる作品です。まぁ作品自体の面白さ・評価自体はお勧めできるかは微妙だが、相変わらずのクールビューティ梶芽衣子を見るだけでも価値があるかと思われます 今回梶さんは台詞もないし脱いでもいないけどかっこいいのよ~。最後のどこから調達してきたんだ?っていう黒装束がまたかっこいい~ 今回のネタ画像 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.18 06:59:18
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