日々の雑感

226(1989.06.17) 松竹 カラー 114分


監督：五社英雄
出演：芦田伸介/新克利/有森也実/井川比佐志/うじきつよし/梅宮辰夫/大和田伸也/小野寺昭
出演：賀来千香子/勝野洋/ガッツ石松/加藤武/加藤昌也/金子信雄/川谷拓三/久我美子
出演：佐野史郎/三遊亭小遊三/鈴木瑞穂/関口誠人/高部知子/高松英郎/高峰三枝子/宅麻伸
出演：竹中直人/田村高廣/丹波哲郎/鶴見辰吾/仲代達矢/長門裕之/根津甚八/萩原健一
出演：藤岡重慶/藤谷美和子/松方弘樹/三浦友和/南果歩/本木雅弘/もたいまさこ/安田成美
出演：八千草薫/隆大介/渡瀬恒彦etc

総合評価　★★★★★★☆☆☆☆（6点）
ストーリー★★★★★★☆☆☆☆（6点）
キャスト　★★★★★★★★★☆（9点）

汨羅の淵に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ～♪　五社英雄の作品見るのはこれで14作目。相変わらずキャストは半端無い。ただ中身はというと・・・それほど面白いとは思わなかった。これで二・二六事件が理解できるとはとても思えない。見るまえと見たあとで二・二六事件調べて見たからある程度は理解できたけどね・・・。


キャスト
上記のようにめちゃめちゃ豪華　うっかりしてると見逃しちゃうくらい（田村高廣・藤岡重慶・ガッツ石松・大和田伸也あたりはどこいたかわかんなかったｗ）　ただこれ誰主人公かわかんないのよね・・・。青年将校たちの群像劇なのかな（三浦友和やショーケンは青年には見えないが）　個別に特に印象残ったという人もいないのよね・・・。その辺も個人的に評価が低い理由のひとつね。

それと本作の大きな特徴の一つと思われるのがクレジットのアイウエオ順。こういうクレジット見るのは『あヽ決戦航空隊』以来。キャストが豪華すぎて格付けするのがめんどかったのかもしれないが、これで逆に主人公誰かわからん・・・。
個人的にクレジット付けるなら
三浦友和>萩原健一>本木雅弘>・・・略・・・>松方弘樹>丹波哲郎>仲代達矢
こんな感じかな～。やってみるとかなり難しいな・・・。トメは仲代達矢でいいだろうけどその前が難しい。高峰三枝子・田村高廣・松方弘樹・長門裕之・金子信雄・芦田伸介・・・このあたりの格付けが難しいのよね～。アイウエオ順にしたのもわかる気がするｗｗ

キャストに関しては他に思ったのは、名前見れば確かに豪華。だたこの時代の映画ほとんど見ないから、顔わからない人多いのね・・・。むしろ1950～60年代のほうが俳優さんの顔と名前知ってると思う　男優陣もみんな同じ髪型・服装なので区別が難しいけど、特に厳しいのが女優陣。回想シーンで流れる藤谷美和子・安田成美・有森也実・賀来千香子・名取裕子・南果歩。名取裕子以外ほぼみんな同じに見えるんだけど・・・　前者四人なんかほぼ見たこと無いから厳しいね～・・・。


ストーリー
昭和11年2月26日から29日にかけて起こった反乱事件を描く。

事件の背景とは特に描かれず、襲撃の模様・その後の四日間を中心に描く。ほとんど青年将校たち（三浦友和・萩原健一・本木雅弘・宅麻伸・佐野史郎・加藤昌也・勝野洋・隆大介・竹中直人）の群像劇と言っていいかと。事件が事件だから女優陣は回想シーンで思い出されるだけという役柄ｗ

劇中何度か軍歌が歌われてるけど、特に「昭和維新の歌（青年日本の歌）」はかなりいいね　個人的には好きな軍歌ベスト5には入る。「歩兵の本領」なんかもつられて歌っちゃうね　万朶の桜か襟の色～♪


それにしても、このキャストでこの内容ってのがやっぱね～・・・かなり勿体無いと思う。キャストの半分はゲスト出演的な感じなんじゃない？　そのせいかかなり見逃してる。まぁ二・二六事件について少し詳しくなったし、時間の無駄ってほど駄作でもなかったのでそこそこ評価できる作品です。