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緋牡丹博徒 鉄火場列伝(1969.10.01) 東映 カラー 110分
監督:山下耕作 出演:藤純子(23)/若山富三郎(40)/待田京介(33)/河津清三郎(61)/里見浩太郎(32)/天津敏(48) 出演:高宮敬二/三島ゆり子/小林重四郎/名和宏/沢彰謙/丹波哲郎(47)/鶴田浩二(44)etc 総合評価 ★★★★★★★★☆☆(8点) ストーリー★★★★★★★☆☆☆(7点) キャスト ★★★★★★★★★☆(9点) 今日は山下耕作監督作品『緋牡丹博徒 鉄火場列伝』を見た。山下耕作の作品を見るのはこれで7本目。「緋牡丹博徒」シリーズの第5作。 これぞ仁侠映画! 相変わらずこのシリーズは完成度高いです。まるで時代劇のように完成されたパターンがあって、安心して見れる安定した作品。 キャスト 藤純子 ここに来てますます美しくなってます。まさに全盛期。それでも「娘ざかりを渡世に賭けて~」の歌詞の如く悲しくも渡世に生きる女なのね・・・。「女としてはカ○ワ」呼ばわりされてショックを受けるお竜さん。それが逆に女らしく美しく見えた。 若山富三郎 お馴染みの熊坂虎吉役(妹は登場しなかった)。河津清三郎を斬るときの全身のテカリ具合が凄すぎるw そして相変わらずの豪快なあばれっぷりに満足。 待田京介 おそらく今回一番おいしい役。普通なら健さんとか、鶴田あたりの役と思われる。富士松の時もよかったけど、昇格した今回の役もまたよかった。 里見浩太郎 このシリーズ御馴染みの恋する若い衆の役。・・・ってか里見浩太郎がこの役よ? しかも白目むいて殺される役よ? なんて会社だ東映・・・。時代劇ファンとしては悲しすぎた。里見浩太郎の黒歴史のひとつだろうなぁ・・・。 天津敏 流石の憎らしさ、まさに悪役。お竜さんに「あんたみたいな人に生きてられるとあたしゃ気色が悪くて眠れないんですよ」とまで言われるだけのことはある外道。 丹波哲郎 満州帰りの大阪の大親分役。格的に今回の大ボスかと思われたが、意外にも味方。 鶴田浩二 子連れの侠客仏壇三次役(常に仏壇を持ち歩いてる覚悟の出来たお方)。ってか・・・こんな弱い鶴田浩二見たの初めてw このシリーズ健さんといい、よく死ぬねw それにお竜さんに片八百長で負けるってのも何度も見てる気がする。それだけパターン化されてるってことなんだけどね。そのせいか印象度では待田京介・丹波哲郎以下。 ストーリー 今回の争点は小作争議。民衆の味方をする待田京介。小作争議が長引けば、毎年開催する大臣賭博にも影響が出るため、中止させようと対立するヤクザに名和宏・天津敏。旅先で世話になったのもあって藤純子は待田京介派。鶴田浩二はいつものように敵側の客分的な役。河津清三郎・丹波哲郎は敵側のヤクザの後見人のような存在。待田京介は元ヤクザで、今はカタギになって跡目を名和宏に渡している。若山富三郎は河津清三郎と兄弟分。こんな感じの相関図ね(説明下手w)。 やっぱり今回は待田京介! この良さは富士松のときがあったからこそとも言える。 「お竜はん あんたはカ○ワな女なんかやない 一番・・・ 一番女らしい女だす・・・」 久々に見せる緋牡丹の刺青も良かった! 個人的にはシリーズでも上位にくる傑作だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.24 10:23:46
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