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■第4回座禅研修会の報告■
平成21年4月19日(日)午前6時半~開催 場所:高松山観音寺(福島県本宮市糠沢字高松27) tel 0243-44-3822 ラジオ体操のあとは、境内の掃き掃除です。桜の花びらを竹ぼうきで掃き集めるというなんとも風流なこの時期ならではの掃除となりました。 第35代、高松山観音寺住職 矢島義謙氏 <お経の心得> (動画はこちらへ) 今回の座禅をやっている写真は、お粥づくりを手伝っていましたら、座禅が終わってしまってみなさまの座禅中の写真がありません。 今回は、朝粥にしようということになりました。計23名分のお粥です。はたしてどの位の分量になるかと思いますか。7分突きの玄米一升を炊きました。お椀一膳にタクアン2切れ、最後はお湯をそそぎタクアンで椀の中をきれいにして飲み干すという作法でいこうということで計画しました。タクアンも添加物なしの漬け物ということで昔からの漬け方で知られる「いぶりがっこ」でした。粥は5分粥。吉田さんが早朝ごはん1升を炊いてきました。ほんらいのお粥は生米からじっくり炊きあげるのですが、諸搬の事情から炊きあがったご飯にお湯8リットルを加えて、梅塩を若干の隠し味としてお粥としました。矢島さんの一言:「みんな毎日こういう食事だったら病気にならないなぁ~」 ■打立て蕎麦を食する会 午前10時より■ 先月入会された猪腰幸夫さんが蕎麦打ち指南役講師です。バンに移動蕎麦打ち道場の道具一式が積まれておりました。まずはみんなで荷物の搬入から始まります。 蕎麦の粉は、太平洋側は茨城県日立の蕎麦粉、中央部を代表して会津・山都の蕎麦粉、日本海側の福井の蕎麦粉の3種類の蕎麦を食べ比べるという趣向でした。十割そばの手打ちそば講座です。ワンツーマンで手の使い方から伝授してもらえますが、なかなかこれが難しい。 まるくこねあがった時に水分が少ないときの隠し技を披露されました。蕎麦粉をお湯で溶き練り込んで接着剤として全体をしっとりとさせるという手法があることがわかりました。 初めて蕎麦切りに挑戦する人も多く、蕎麦の太さもまちまちです。蕎麦の産地や種類によって味が違うことや、太さによって味わいが微妙にかわってゆくことがわかりました。この手打ちの作業を経験するとお店の蕎麦の値段はけっして高くないなぁ~とみんな納得したようです。 打ちたて、ゆでたての蕎麦を食べられる幸せでした。寺の周辺からタラの芽とヨモギの山菜を採取しての天ぷらとなって出てきました。なんともぜいたくな食べ方です。ときおり山桜の花びらが風に舞い、うぐいすのさえずりも聞こえてきます。こんなぜいたくな時間の過ごし方はめったに味わえるものではございません。今日参加された方は、本当にラッキーだったかと思います。 観音寺 桜吹雪の 花に酔う 仲間と集う 蕎麦打ちの会 水加減とまわしの技が蕎麦づくりの基本技のようです。(動画はこちらへ) 大根をおろして大根おろし汁を2リットルボトル2本分つくる。そばつゆに大根おろし汁を加えてそばのつけ汁に食べました。高遠大根の辛い汁は知っておりましたが、青くび大根の汁で蕎麦を食べるのは初めてのことでした。 山都の芯そばは上品な色白の蕎麦粉でした。日立のそばはやや浅黒く甘皮の美味しさを味わうそばでした。福井の蕎麦はやはり芯蕎麦で蕎麦打ちには難しい蕎麦だということで山都蕎麦をつなぎに入れて練り上げたとのことでした。 初めての蕎麦打ちに、いきなり3種類の蕎麦粉を使って、蕎麦の産地による蕎麦粉の差や、蕎麦の曳き方によっての味の違いなど初心者には高度な蕎麦打ちの会でした。そば切りにおいては、かわるがわる蕎麦を切ってみましたが、人によってもっとも性格の出ることがわかりました。とりあえず勢いでばんばん切ってゆく人。理論的に理に適った切り方に忠実な切り方を心がける人。慎重に切りすすむ人。同じ包丁を持っても、人まちまちの切り方をするという発見がありました。 初めてとりくむ作業をいっしょに取り組んでみるとなかなか面白いものです。 そして早くも次回の蕎麦打ち講座と称してのおいしい蕎麦を食べる会を企画しましょうとの声が上がりました。はたして座禅と蕎麦打ちがセットとなって定例化するのだろうか。 この時期だからこそ、採りたてのタラの芽やヨモギなど山菜の天ぷらも味わえました。 住職の奥様と若奥様のおふたりで東斜面の背の高いタラの木の芽を摘んでおられました。 この時期だからこそ、蕎麦をたべながらの桜吹雪にも遭遇し感動の拍手が起こった。 この次期だからこそ、ウグイスのさえずりを聞きながら蕎麦を味わうことができました。 まさに一期一会のとっても素晴らしい蕎麦打ちの会でした。 使用した水は前日に会津、慧日寺近くの湧水を汲んできたとのことです。 猪越幸夫さん、ありがとうございました。 ■お花見親睦会■ 蕎麦のあとは「お花見親睦会」ということで高松山ふれあい公園に上りました。なにぶんみなさん蕎麦で満腹状態です。中には蕎麦とビールだった人もあり、日陰にシートを敷き、誰が言い出すとはなしに、みんなで空を眺めながらの昼寝ということになりました。途中、買出し隊の食べたいものオーダー受付があり、モナカのアイスなどお願いしました。 ここからの眺望は素晴らしい。北は安達太良山。南西は、あぶくま川の川面が光り、郡山の市街が一望。南東には、あぶくま山系の山々が重なり合い抒情歌がどこからか聞こえてきそうな風景です。 もはや花見よりも四方山話に花が咲く。高田専任幹事夫妻は所用があり途中退席、矢島住職が律儀にも様子見参加で登ってきました。歴史春秋社の取材に応対したあと登ってきたとのこと高松山は伊達藩の焼き打ちに合う前は、この山には最盛期は12の宿坊があり東北地方有数の修行の場であったとのこと話された。まだ一部しか遺跡発掘がされていないので遺跡発掘すればいろんなものが出てくるだろうとのことです。空を眺めていると鱗雲が流れてきた。あしたの天気は崩れる予兆です。陽も傾いてきて寒くなり4時半にて撤収となりました。 高松山ふれあい公園から下りてきて観音寺を今一度カメラに収めました。駐車場、広場のさくらの花びらも残り少なくなり、まもなく葉桜です。今日の昼の桜吹雪が今年の桜の有終の美を飾ってくれたのかもしれません。 次回の座禅研修会は6月7日(日)の予定となりました。 記 下記日程にて座禅を体感し、蕎麦を打って食し並びにお花見までやってしまおうと開催いたします。 1.と き : 平成 21年 4月19日(日) A、 第4回座禅会 午前6時30分より 会費1,000円 場所 高松山観音寺(本宮市糠沢字高松27) tel 0243-44-3822 B、 打立て蕎麦を食する会 午前10時00分より 会費1,000円 場所 高松山観音寺修道場(本宮市糠沢字高松27) tel 0243-44-3822 C、 お花見親睦会 午前12時00分より 会費1,000円 場所 高松山公園 高松山観音寺に隣接する公園 ※ 雨天の場合 高松山観音寺修道場にて開催、雨天時でも開催いたします。 2.参加費 : ABC 個別に参加OKです各一人1,000円 とします 全行事参加の場合一人3,000円となります。 尚、各行事単体で参加の場合座禅会以外明記してある時間帯は目安です のでお早めにご集合ください。 尚、会費の都合上 飲み物の持ち込み大歓迎 いたします、 宜しくお願いします ※ 尚、くれぐれも当日お酒を飲まれる方はお酒を飲まれない方に相乗りでお越しください 準備の都合上、4月16日参加締切とさせていただきます。 参加申し込みは、こちらからもできます。 (ABC全部参加なのか、一部参加なのかを書き込んでください。) 前回開催の座禅研修会のようすはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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