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ちりめンのぼや記

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2008.02.17
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テーマ:ニュース(100238)
カテゴリ:時事
ちょっと気になるニュースを発見。以下一部抜粋。











「頑張れば夢かなうは幻想、傲慢」 山田太一発言ネットで大反響

 「頑張れば夢はかなう」とは良く聞く言葉だが、脚本家で作家の山田太一さんが雑誌のインタビューで「(これは)傲慢だと思っている」「頑張れば何でもできると思うのは幻想だ」などと発言したことが大反響を呼んでいる。インターネット上でも「その通り」という意見から「頑張らなければそこでおしまいだ」という意見まで様々だ。

「前向きに生きるには、可能性のよき断念こそ必要」
 山田太一さんのインタビューが掲載されたのは2008年2月19日号の『日経ビジネス アソシエ』。「あれもこれもやろうとしているビジネスパーソン」にむけたメッセージとして、山田さんは記事の冒頭で、

「『あきらめるな』とよく言います。だから誰でもあきらめさえしなければ夢がかなうような気がしてきますが、そんなことはあまりない。頑張れば何でもできると思うのは幻想だと僕は思う。成功した人にインタビューするからそうなるのであって、失敗者には誰もインタビューしないじゃないですか」

と述べている。さらに、「人間は、生れ落ちた時からものすごく不平等なんです」として、国籍や容姿を選べないことなどを挙げて、「限界だらけで僕らは生きている」と指摘。

「そんなにうまくいかないのが普通なんです。その普通がいいんだと思わなければ、挫折感ばかり抱えて心を病んでしまう」

と説いている。そこで、山田さんは

「僕は一握りの成功者が『頑張れば夢はかなう』と言うのは傲慢だと思っています。多くの人が前向きに生きるには、可能性のよき断念こそ必要ではないでしょうか」

と主張しているのである。その後、山田さんはインタビューのなかで、「自己限定」を貫く生き方について語っている。

 この山田さんの主張は、インターネット上でも大きな反響を呼んだ。

 はてなブックマークでは、同誌発売後、このインタビューをめぐって150件以上のブックマークが付けられ、「成功者は皆努力している」「夢がかなうと言うのは幻想、と、おれも思う。努力と夢は別問題」「でも夢が未来への原動力なんだよね」と様々なコメントが寄せられた。

(以下略・ソース→コチラ











正直言うと、俺も山田さん側の人間です、ハイ。

まぁよくTVであるような、プロスポーツ選手とかが少年少女に

「夢を諦めないで下さい」

なんて言ってるシチュを見て頭ごなしに否定はしないけど

「…所詮は綺麗事よね」

と、どこか冷めた目線を送ってしまう事実。

↑の記事の山田さんの発言

「失敗者にはインタビューをしない」ってトコを読んで思い出したことが1つ。

高校の時かなぁ。ある先生が言った言葉。

「最近よくITとか、いわゆる"勝ち組"の人が本を出しているけど"ここをこうしたらこうなった"としか書かれていないし言っていない。肝腎の"失敗した時にどうするか"はまるでわからない。本当に大切なのはその部分なのに」

ちょっと通じるとこあるよね。

それに「夢」や「頑張る」って言葉は

使い時と相手によっちゃものすごい残酷なものにもなりうる。

それを考慮せずにパッと

「夢を諦めずに頑張れ」

と片づけてしまうのはいささか短絡的かと思ってまして。



何度も言うけどこのよく聞くコピーに対して俺が感じる違和感はあくまでも

若干

ですので、その辺誤解の無いようにお願いします (ノ_ _)ノ

とりあえずこんな考えの人もいるんだ、とだけ、ね。

皆さんはどうお考えでしょうか??





では最後に(ちょっと内容とズレてるかもしれないけど)

個人的に気に入って部屋のコルクボードに貼ってある新聞の切り抜きから。

去年の頭か一昨年の暮れあたりの朝日新聞だと思う。











EYE "「超一流」の言葉の繊細さ" 西村欣也

 アスリートの発する言葉の繊細さに驚くことがある。
 「元々、僕は夢という言葉は好きではない。見ることはできても、かなわないのが夢。大リーグで投げられると信じて、目標にしてやってきたので、今ここにいると思う」
 レッドソックス入団が決まった松坂大輔のボストンでの記者会見だった。「夢が実現したが」という質問に答えた。「夢」という言葉を彼はきちんと定義し直した。
 超一流の選手達は、独特の感性を持ち、それを言葉にする。例えばイチローはこんな言葉を残してきた。首位打者争いをしている時、ライバルの名をあげられると「他人の打率は僕にコントロールできない。意味のない質問ですね」。「自分にコントロールできることとできないことを分ける。自分で制御できないことに関心を持たないことです」
 ヤンキースの松井秀喜のセリフがイチローのそれに似ていて驚いたことがある。入団1年目、不調が続いた時、ニューヨークのマスメディアにバッシングされた時だ。「人の書く記事を僕はコントロールできないでしょ。だから全く気にならないですよ」
 ニューヨークよりも厳しいかもしれないボストンのマスコミに対しての心構えとして、松坂への有効なアドバイスにもなるだろう。
 「目標」という言葉にも、厳密な定義を与えたアスリート一言も忘れられない。スピードスケートの長野五輪金メダリスト、清水宏保はこういった。「目標とは達成すべき結果のことです」
 「夢と目標」。漠然と口にしがちな言葉に、彼らは人生の意義をこめ、再生させる。











なんか昨日・今日と真面目すぎて俺らしくないかも(苦笑)

22の不安定な時期なのですなっ。






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Last updated  2008.02.17 21:59:06
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