二十世紀的少女

日記で時々ご報告していた大年寄りのうちの猫が、
とうとう死んでしまった。
21歳と2カ月半。大往生である。

先週から再び寝たきりになり、
2時間おきにトイレに連れて行っていたのだが
朝7時にトイレに連れて行っていたときは、普通に用を足して、
水も、自力で立って飲んでいて、
床ずれの痛みも和らいだのかな～と思っていたのに
9時にトイレに行ったときはぐったりとしていて、
それでもなんとか排尿して、でも、もう、水は飲めず、
首も手足もぶらぶらで、かろうじてなんとか呼吸している感じ。

猫の横で腕枕をして、呼吸の間隔がだんだんゆっくりになっていくのを
ただただ眺めていた。

最後に足を何度かじたばたさせて、そのまま動かなくなった。

今、いつもの座布団の上に横たわっている姿は、
眠っているように見えるけど、さわると、もう、硬くて冷たい。

明日、霊園に連れて行きます。