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テーマ:本のある暮らし(3177)
カテゴリ:本
■□■オーデュボンの祈り ■□■
■コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。 江戸以来外界から遮断されている"荻島"には、妙な人間ばかりが住んでいた。 嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。 次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。 未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる! 第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。 ■ ■22-20sの感想■ ■もう何回読んでるのだろう?十回以上は読み返してる(笑) なのに飽きない。 伊坂作品だと自分のトップ3にはいります。 構成力、文章力ともに、素晴らしいです。 早々に物語に引き込まれ、一気に読み進ませる力があるのはさすがの伊坂。 読後に爽快感・充実感があります。 私は特に荻島の世界観にずっぽりハマってしまいました。 なにせ島の住民がみんなチャーミングに描かれていて、 本当にこういう物語はいいなーと感じます。 案山子が喋る? 閉ざされた島?? かなり奇抜な設定なのに、読んでいくうちに、そんな‘些細な’事どうでもよくなっていく、この筆力。 あーほんと面白かった♪すごいよ。この小説。■ オーデュボンの祈り(オススメ度★★★★★)( 著者: 伊坂幸太郎 | 出版社: 新潮社 ) ◆他の作家さんのレビュー◆ 【乙一】さんの作品のレビューはこちら! 【伊坂幸太郎】さんの他の作品のレビューはこちら! 【滝本竜彦】さんの他の作品のレビューはこちら! 【沙藤 一樹】さんの他の作品のレビューはこちら! 【山本 弘】さんの作品のレビューはこちら! 【その他】の作品のレビューはこちら! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.10.14 12:09:37
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