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中小印刷業は、「オンリーワン」をめざせ

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2012年01月15日 楽天プロフィール Add to Google XML

●300号  バリアブルの進化 この6年 デジタル印刷の基本
[ ■デジプリ■デジタル・印刷技術 ]    

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2012/1/16)
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● 300号  バリアブルの進化 この6年 デジタル印刷の基本
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メルマガ発行6年弱、毎週1回の発行でほぼ発行できました。
区切りよく、300号を迎えることができたのは、読んでいただいている約200名あまりの読者の存在です。最初からやめることなく、毎週受け取って読んでいただいていることは、感謝にたえません。
6年の間に、デジタル印刷の世界は、進化しました。カラーに関しても、6色インクでのカラー空間の表現は、CMYK+LC+LMと写真に近い色空間を創造しました。
一方、インクジェットも、染料インク・顔料インクから、オフセットでも先端であるUVインクを使用した最新型が、出たことで、厚手の紙・凹凸のある紙など、PODの苦手とする紙に、選択肢を与えるとともに、新分野を切り開いています。
ここに、カラーでは、6色使いで、UVにも対応できる時代に入りました。
インクジェット+染料は、染色の会社セイレンが、インクジェットを100台以上並べ、工場を形成。何をしているかといえば、ソフトデニムに花びらとか鳥の羽などの染色を施し、1点もののいわゆるジーパンの新しい世界を開発、ネットからのデザインの選定から発注までの流れを創造し、1本1.5万円程度で取引されている。インクジェット染料系の出力という規模の事業展開を行っています。
印刷業界では、UVインクでの市場が拡大しています。ミマキが300万円台のUVインクジェットを生産。今年度500台以上の販売計画を立てています。
新規事業の芽は、ここにあります。
紙だけでなく、石・金属・タイル・木材・フイルム・革などへの印刷が可能である点。
新規事業は、誰もやったことのないことです。
いわゆる印刷業の目では、気が付かないものです。視野を広げ、地場の産業と組み合わせることで、できることかもしれません。
1月に入りアメリカで、鉄くずを、コンテナを立ててクレーンで入れる方式を開発した人が、カンブリア宮殿に出てました。
たかが鉄くずですが、平済みよりもコンテナを立てていれることで、積み込み密度を上げる・コンテナを使うことで作業の標準化を図り、海外への売込み・鉄くず販売でグローバルを視野に活躍する。コンテナも、1台1台管理されていて、運輸効率(空での移動を少なくする)を高めている。管理コンテナが、1万台となると、それはコンテナ事業であり、巨大産業へと変身するものと考えられる。いやそうなる。管理コンテナが、鉄くずの素材としての価値を維持し、大手の買い叩きへの対抗策になる。中小鉄くず業の、ネットワークでの防衛策になるのです。
大手鉄鋼業は、鉄くずを大量に安く手に入れることで、製品価格との間の利益を享受してきたが、仕入れ価格がコンテナ業者価格で支えられると、買い叩くわけに行かない。大手の商売ができにくくなる時代を切り開いたことになる。
事実、台湾へ持ち込まれた鉄くずが、製鉄所に持ち込まれ、鉄骨材として再生される一連の流れは、紙のおがくず・チップに重なるものを感じます。
2012年1月での参考になる新規事業という視点からの2例でした。

印刷業という立場から、印刷を見ると、市場の縮小はいかんともしがたい。10年前ぐらいから序々に減少傾向はとまらない。商印分野でのマスメディアとしての使命は終わり、カタログの分厚いものは、電子化によりPCのメディアに変化した。出版物としての書籍も、本屋自体の数の減少、出版社の倒産・統合・M&Aと変化は続いています。
現状、同業者との生き残りをかけた価格競争は、大手にはかないません。ますますの市場縮小についていけない企業は、淘汰されるということになります。

では、市場傾向がそうだから仕方ないねという守りの姿勢でいると、ますますの閉塞感は、息苦しいものになる。
まずこの姿勢(守り)を変えないと、いけない。企業が存続する意義は、その存在を支える市場があるからです。必要性があるからです。そして企業は、成長させなければ楽しくない(苦しいだけ)ことになってします。
企業の本筋は、成長させる喜びが、企業活動の根幹だと思う。中小の企業の世襲は、この流れに沿うものは残るが、停滞することは、廃業へと向かう。ここ10年の印刷業者の変化を見るに付け、経営者の姿勢如何で、こうも変わるのかというのを目の当たりにしてきた。
倒産の憂き目は数多き中、逆に東京で、1色もので20億の売り上げを、4色を手がけ仲間仕事を増やして、80億まで伸ばした企業がある。
日経印刷です。着々と4色ものの仕事を増やし、平河工業を手本に、成長させてきた路線にかげりが出てくると、4色機を導入。変身を始めた。加えて後加工の工場を追加して作り、一貫した流れにより社内ですべての工程ができる体制を作りました。
これも、製本の外注を社内ラインにしたこと。4色ものの外注を社内でできるようにしたことと、どんどん内部での加工ができるように変えてきている。
ネットを利用した全国からの注文も受ける体制を作り、電子化へも果敢に挑戦しながら、成長させてきたことは、すばらしい。
同時期に、つぶれていった同業者は数知れず。零細印刷業は、都内はビルのオーナになり家賃収入で暮らせれば良しとしなければならない時代です。
そうなのです。時代の移り変わりは、既存の業態を不要とし、新しい価値を創造することで、ビジネスの波に乗れる。この時期をはずすと、衰退しかなくなる。
印刷も、ITによる影響を、もろに受けている。インターネット・ケイタイと進化する中、紙への印刷は、書籍・雑誌・新聞と発行部数は、減少し電子○○という名称が、盛んに使われだし、併走による紙離れを抑制策を実行している。
6兆円市場が、まだしぼみます。そして、業者も1万社を切ることが、当たり前のように言われだしています。
これも、生き残る業者は、単なる印刷業ではありません。社会が必要とする印刷サービスを提供するから生き残るのです。
単なる印刷業は、衰退します。コストはたたかれて、儲からない。
近くの製本屋さんは、仕事が激変。午前中で終わってしまう。他の印刷屋さんに、夕方から6時間のアルバイトです。
では、どんな業態が生き残るか。
それは、電子入稿+自動組版+後加工がワンストップでできる体制+受発注の電子化により請求書の発行すら電子的(データベース化)のできる仕組みが、一体となったシステムを、構築できるかです。 これがフルデジタル印刷の基本です。
いくら印刷が、できても業務管理・受発注管理が連動していないと手作業で効率が悪い。
少量だが、年間繰り返す。請求も煩雑になる。計算がめんどくさい。この管理に時間がかかりその人件費もままならなく。これがネックで手間がかかり過ぎ、管理で赤字では、本末転倒となる。ゆえに、管理もフルデジタルできなければ、意味がない。
この「管理と印刷のフルデジタル」これは、顧客はエクセルで、入稿データを作成。それを受けて、自動組版後、出力・断裁・加工・梱包・発送。これに併走して、請求書+発送伝票の発行と一体となった流れができることが、重要なのです。当然製品の在庫管理を含めての管理も含みます。
これら業務管理系も、昔はそろばん片手に、台帳につけという大福帳的管理から、請求内訳は、発注書と同じと、エクセルで集計した計算根拠を示す時代なのです。

ここら辺りが、生き残る必然性であると実感している。
300号、6年あまりにこの自動組版・デジタル印刷あたりの変化に視点を定めて毎週メルマガを発行してきた2012年1月16日現在いえることは、中小印刷業は生き残れないという現実です。生存競争に遅れないようにするには、まずは、エクセルを良く知る印刷屋になることです。デジタル印刷の元データは、エクセルがほとんど。バリアブルデータもエクセルです。そして、管理もエクセルです。
極論です。エクセルを扱えない印刷屋は、やがて廃業せざるおえない。なぜなら発注元が、データは、エクセルでしか作成しない。
なぜでしょう。それは、すでに会社の中の表計算ソフトはエクセルで決まり、エクセルでシュミレーションなり、マーケティングの計画を作成するのもエクセルしかない。
そうなのです。会社の業務は、エクセル無しでは成り立たない時代なのです。
これが実感です。
顧客であるある会社に相当に長けたエクセル使いがいて、マクロを使って、自動計算を仕込み、計画の基礎データの整備を、マクロ化している。繰り返して行う作業は、できる限りマクロを使い高速処理をしているらしく、来るエクセルすべてが、マクロの存在を示唆する。

ネットで VBA エクセルをキーにして検索しトップページを見てください。
VBAマクロを紹介するHPのカウンターが6000万件を超えている。
繰り返し見に来る人が多くいるのでしょう。
そして、印刷系で来る人ではなく、一般の人です。エクセルを業務で使う人の、入門編・マクロの入門と、若い人が次々と学習する。
その人たちが、顧客になるのです。この隠れた事実は、実際経験しているから容易に想像できます。そうゆう人たちが、リテラシーとしてマクロを操作して、印刷用入稿データ作成に利用されるのは、常識となるでしょう。
これが、時代の流れです。20年前では、考えられなかった事象です。会社での仕事の仕方も変わりました。すでに、エクセル使えることが、管理系の仕事の必須です。IT技術の普及と、高度化は、管理系の仕事に革新をもたらしたのです。
売り上げ分析+マーケッティング戦略+商品選択による仕入れ戦略+POP作成と流れる販売戦略は、PDCAのループに叶い、売り上げ増の王道戦略です。
この作業は、レジ情報の集計・新製品情報・販売シュミレーション・発注計画作成・POPの製作・店内配置計画と、大量の商品の扱いが、全店舗に及ぶ事業の流れです。
IT技術無しには、計画の作成も評価分析もできません。エクセル無しには、これまたできない膨大なシュミレーション作業の積み上げ作業。これをエクセルのマクロにより、5日作業が、5分でという作業量に変わります。前後のデータ整理を含めても1日で完了です。
かように、顧客サイドの業務管理は、ますます高度化と緻密さを伴い、それによるPOPの発注という行為も、複雑になっていきます。
この変化に、ついていける業者が、POPの仕事を取れるのです。
これも一例です。
エクセルが扱えて、自動組版(バリアブル)+POD出力機という一連の技術を身につける業者しか必要なくなる。
印刷系IT技術として
○ エクセル(VBA・マクロ)
○ アクセス(VBA)
○ インデザイン(VB)
○ イラレ(VB)
○ フォトショップ(VB)
○ アクロバット(VB)
と、多くのソフトに装備されている自動化の道具はVBなのです。
本格的なシステムは、これらのツールにより組み立てなくてはならないが、簡易的に即座に使えるバリアブルの道具として「スパイシーリブラ」をあげたい。
迅速な実現・お試しに利用すること毎日です。

6年の開発実務にあわせて、各ソフトも進化しています。考え方も進化します。進化させないと終わりです。
振り返ると、まだまだVBに関する学習と利用が遅れているように思う。
今年は、これらに挑戦し、新しいものを獲得する年になりそうです。








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編集雑記

「中小印刷業創業のための、戦略考」

発行責任者:土田 文利

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最終更新日  2012年01月15日 23時00分26秒




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