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2024/04
2006/05/25
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カテゴリ:投資信託
久しぶりに投信の購入です。実は今年の3月くらいからヨーロッパ株式に多少注目していたのですが、なかなか購入のきっかけもなかったわけです。しかし、ここへ来て、アメリカ発の世界同時株安でヨーロッパにも大きな押し目が到来しました。実は少し様子を見ていたのですが、23日には急激に戻してきましたので、もういいやと思って注文を出したものです。その後、昨晩はまたまた下げましたが、その下落を反映するはずの今日の基準価額で約定ですから、まあとりあえずは都合良かったです。

さて、今回の株安で特に大きく下げたのはエマージングな諸国です。ご多分に漏れず、インド、ロシアも大暴落。私の投信ポートフォリオの一角を占めるインド、東欧ロシアも大暴落です。おかげで、今月の投信は史上最大の下げとなるでしょう。まあ、これだから投資環境が脆弱なエマージングな諸国は好きではないのですが、でも、その上昇率の高さという魅力にも勝てません。実は、大暴落したとはいえ、未だに投信の稼ぎ頭はインドです。昨年12月の円の独歩高が来たときに購入した債券型の投信は未だに含み損状態でうろうろしていますからね。違いは明白です。

でも、やっぱ、海外の株式として持っているところが、インドと東欧、ロシアだけではねえ。と、ちょっと反省もしてみたりして。やっぱり、時価総額から言っても、中心はアメリカ、それにユーロ圏・イギリスなどの西欧でしょう。ですから、この辺の「王道」とも言える海外株式も徐々に積み増していこうかなという算段です。ただ、直接投資する気はありません。日本の企業ですらよく知らないのに、情報不足の海外企業の株式を購入する気はありません。ですから、投資は信託しましょうねということで、投資信託です。

で、ヨーロッパ株式の投資信託など、つらつらと調べてみてはいたのですが、日本の海外株式型投資信託はかなりゆがんでるといった印象を持ちました。まず、ヨーロッパ株式の投信はたいした数もありません。モーニングスターのカテゴリーで国際株式・欧州(F)となっているものは25種類ほど。純資産額が100億円を超えるものも2つだけ(5.23基準価額ベース)。しかも、その2つも西欧ではなく、「オーロラII東欧」と「SGロシア東欧」です。インドなんかでは、1,000億円規模の投信が4本もあるのに、ヨーロッパでは全部足しても1,000億には届きそうにありませんし、東欧とかロシアとかでない普通のヨーロッパはかなり貧弱です。資産規模が10億円とかそのくらいの投信はなかなかつらいでしょうから、もう選択肢はほとんどありません。すぐにでも購入できて、そこそこ資産額もあるとなると、表題のフィデリティ・欧州株・ファンド程度しかなかったような状況なので、比較のしようもありませんでした。

実は、時価総額が貧弱なのはアメリカも同じでして、国際株式・北米(F)のカテゴリーでは、時価総額の大きなものはUS-REITばかり・・普通の米国株式みたいな投信は滅多にありません。アメリカとヨーロッパの株式は市場規模から言っても、「国際株式」のカテゴリーでは本来主役の座にいるべきものだと思うのですが、何でこんなことになっちゃっているのかちょっと不思議です。特に、NYダウやNASDAQなどはNHKのニュースで毎日価格を教えてくれるのに、なんでこんなに冷遇されているんですかねえ。

なんか、日本の投信事情は、ローリスクだがローリターンの国際債券型とハイリスクハイリターン型のBRICsに極端に偏っていて、中間的な普通の海外株式はスッポリ抜けているなあという印象です。まあ、ミドルリスクミドルリターンはアメリカやオーストラリアのREITが担っているといったところですが、時価総額を全く無視したような設定のバランスですね。欧米の株式には、債券やREITのような分配金的魅力や、エマージングカントリーのような高成長率といった魅力があまりないので、ほとんど購入しようという人がいないのかもしれません。





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Last updated  2006/05/25 05:43:45 PM
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