でも、続刊しなかったんだ
画像借りました。森橋ビンゴ著「ナナヲ・チートイツ」(メガミ文庫)イラストがしろ氏だったので。2009年、初版のみで増刷なし。だけど麻雀誌でコミカライズされた、という伝説(か?)の作品。アマゾンで古本を購入しました。wikiで「この表紙は詐欺です」の帯がかけられたとの記述があったので見てみたいなーとは思っていたのですが、中古では難しいんですよね。帯あり、と商品説明しているものもありますが、価格が1,500円もします。結局アマゾンマーケットプレイスのブックマーケティングというお店から購入しました。で、届いた商品はというと、ほとんど焼けもなく、ほんとに中古?と思うくらいにきれいで、アンケートはがきや出版案内といった封入物も添付され、購入時のものと思われる三省堂有楽町店のレシートまではさまっている!これはすごいね。自分が本を買ったときは帯はそのままにするけれど封入物はよけてしまうのだ。単純に邪魔だから。取っておいても使い道ないし。でも、古本を買った時に付属物がいろいろ残っているとちょっと感動する。表紙の女の子がヒロインだとは思うけど、表紙の女の子は冒頭でいじめっ子として登場する。いじめられていた主人公の隣の席の眼鏡のどじっ娘は物語終盤で主人公に立ちはだかる。でも最初のころの描写やお弁当の件から主人公に少なからぬ好意を持っていたんでしょうねえ。最後まで読むと、つじつまの合うような符号があったりするわけです。お弁当エピソードのとき、お手伝いは寝坊をして普段作っている弁当を作れなくなるのですが、お手伝いはどじっ娘サイドの関係者だったりするのです。憎まれ役ですが、彼女(どじっ娘)中心の物語にしても十分成り立ちそう。ストーリー的には続刊できそうな内容ですが、残念ながら続きは出ませんでした。ライトノベルユーザーにはなじまなかったということでしょうか。