1863677 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

60ばーばの手習い帳

60ばーばの手習い帳

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

ブルーピー

ブルーピー

Calendar

Archives

Category

Recent Posts

Comments

いもいも@ Re:♫「しゅーくりー夢」来年は40周年♫(05/19) しゅうぅりー夢を話題にしてくださるとは……
ブルーピー@ Re:『処世の別解』(02/10) 安藤商会さんへ こんにちは。 吉田氏の著…
安藤商会@ 『処世の別解』 こんにちは。 吉田武氏の著書で学習され…

Keyword Search

▼キーワード検索

Free Space

May 17, 2024
XML
カテゴリ:ミステリー三昧

 レイ・ブラッドベリはSF作家と言われますが、むしろダーク・ファンタジーともいうべき作品を多く遺しています。
 『未来を救った男』は、物語が終わった後の主人公を考えるとダークかもしれません。

​ 作家のスティーブの部屋に、銀製のタイプライターが忽然と現れます。ローラーには上質な用紙も挟んであり、深紅のキーボードが並んでいました。さらに驚いたことに、手も触れないのに、タイプライターが勝手に印字を始めたのです。


 西暦2442年の未来に棲むエレン・アボットと、500年の時を挟んで、スティーブはタイプライターを介して会話することになります。(今でしたら、パソコンを介してとなるところですが。)このあたりはSFらしいSFです。

 タイプライターは日本にもありましたが、西洋ほど普及しませんでした。アルファベット26文字(大文字・小文字の別で52文字)+記号で事足りる英字と異なり、平仮名・片仮名に漢字が加わる和文タイプライターは、誰もが手軽に使えるとはいかなかったのです。

 エレンは2442年現在の独裁社会を変えてほしいと、スティーブに依頼します。その方法は…。
 「人生には〈もしも〉が多い。」時の分岐点に立ったスティーブが選んだ先には何が起こるのでしょう。


      参照元:レイ・ブラッドベリ 仁賀克雄・訳『火星の笛吹き』グーテンベルク21






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 17, 2024 12:00:28 AM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.