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私の体験に基づいたアドバイスです。 あくまで参考まで、自己責任でお願いします。
私の場合、待機手術であったので計画的に入院、手術と迎えることが出来た。 一番気にかけて注意をしたことは体調管理。 風邪はひかない。 体力維持のため、入院直前までテニスをした。 煙草も5年前に禁煙。 体重も3ヶ月かけて△10kg落とした。 減量に関しては自分自身、定期検査で数値の悪化を目のあたりにしていたので間もなく手術適応を予感し減量を開始した経緯がある。 手術適応理由は 逆流の重傷化、EFの低下、不整脈が多くなったこと。 内科医はもう少し待てる、と言われた。 即ち手術適応の範囲枠に入ったばかり。 しかし私は、あまり心機能が落ちないタイミングで早期手術をと考えていた。 座位呼吸になって、歩くのも辛くなって、というタイミングがはたして良いタイミングなのだろうか。 現在の心臓手術は安全に行われる。 症例数の少ない病院、医師を避ければ手術成功の確率は上がる。 私の場合、上記の考えにより早期手術となったが結果として、 ・治りが早かった。 体力があったからだと思う。 痛みとか炎症が早く治まった。 ・術後8日で退院できた。 ・術後1ヶ月半で通常の生活に近いレベルまで治っている。(まだ胸骨は若干痛みあり) ・血液検査結果からBNPも30台、他もほぼ正常範囲に収まっている。 やはり入院が長くなると体力が落ちる、筋肉が落ちる。 それだけリハビリも大変になる。社会復帰が遅れる。 これから心臓手術を受けられる方、特に待機手術の方へは体調万全で臨んでほしい。 それが後々良い結果をもたらしてくれると思います。 私の主治医が大和成和病院のサイトで以下コメントされていますので参考まで。 心臓手術の歴史はまだ60年足らずですが、現在ではしっかりしたチームで治療を行えば、多くの手術は安全に短時間で施行でき、術後管理も安定し、患者さんの早期退院が可能になってきています。心臓外科チームには、外科医のみならず、麻酔科医、手術室看護師、体外循環専門技師ら10名近くが一つにならなければ良い手術が出来ません。また、一人一人の術前の状態、術式、術後の回復は異なりますが、術後はICU、病棟など多くの看護師や技術者、リハビリ専門者などがまとまった治療をして初めて患者さんに術後の順調な経過をもたらすことが出来ます。私自身、これまで30年以上の間心臓血管外科医として7000例近い手術を経験し、正しいこと、間違っていることを選択しながら自分なりの手術スタンスを確立し、この基本をもとに、これらの新しい心臓血管外科治療方法が正しいかどうか、遠隔予後が期待できるかどうかを、自身で判断し、患者さんに説明する必要があると考えています。 また、心臓血管外科医は手術の技術がすべてではなく、正しい手術ができるのは当然であり、それ以上に術前、術後の患者さんの観察、状態の把握が最も重要であり、そのためには皆で患者さんを十分に診察する姿勢が最も大切であると考えます。また、術後は外来で患者さんを診察することにより、自身が施行した手術が正しいかどうか、あるいは別の方法(新しい手術)があるのかなど多くのことを患者さんから教わることができ、心臓外科医としてさらに成長していきたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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