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テーマ:大動脈弁閉鎖不全症(195)
カテゴリ:心臓
私が大動脈弁の手術を検討している時に東邦大学医療センター大橋病院・心臓血管外科がありました。
当時はこの病院でしか出来ない自分の心膜を使って大動脈弁を形成する。 その画期的な方法に興味を持ち主治医とも相談しておりました。 当時は豚か牛の心膜で作られた生体弁またはカーボンで出来ている機械弁のどちらかに交換する方法が主流でした。 生体弁は手術するときの年齢が若ければ若いほど弁の傷みが早い。 心臓の活動量=脈拍数が年齢に比例するわけで、若い方ほど脈拍数が多く弁も忙しい。 お年寄りは活動量が少ないので脈拍数も少なく弁の痛みも遅い。 そのような考え方です。 生体弁も品質が良くなったとはいえ耐久性は10-15年と言われています。 当然交換した弁が痛んでくれば、また新しい弁を選択し交換しないといけません。 よって再手術となります。 私のように再手術はしたくない、という人は機械弁の選択になります。 しかし機械弁だからと言っても決して再手術がないとは言い切れません。 弁に菌が付着する感染内心膜炎にでもなったら弁交換です。 また人が作った製品です。壊れるかもしれません。 それぞれ弁に特徴があってメリット、デメリットがあります。 最後は自分で決めるしかありません。 先日参加した集いに私と同じ大動脈弁が傷み、上記に書いた病院で自分の自己心膜を使って 手術を受けられ方が元気に集いに参加されて、話を聞くことが出来ました。 大動脈弁は三枚の弁尖で出来ておりますが、一枚に穴があいていて、その弁尖のみ医師の判断で交換した。 自分の弁は大切です。 切る必要がなければ絶対に残した方がいい。 自分の弁に勝る弁はないからです。 私がもしその方法を知っていたら同じ術式を希望したかもしれません。 医療技術は日進月歩ですね。 このような生の新しい情報を聞ける、この集いは絶好の情報収集の場所ですね。 それにしても、一枚だけでも交換出来るなんて知らなかったよ。ホームページマメに更新してもらいたいな〜(^_-) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.07.07 08:31:21
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