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荒木又右衛門の刀【弐】 (趣味・ゲーム)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】

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国分寺助国の世界

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2007.03.24 楽天プロフィール Add to Google XML

荒木又右衛門の刀【弐】
[ カテゴリ未分類 ]    

荒木又右衛門の刀【弐】

先日愚妻と二人米子から鳥取を回って帰ってまいりました。米子では和鋼博物館に立ち寄り皆生温泉で一泊しました。前の日は暖かかったのですが当日は打って代わって雪もちらつくような寒い一日でした。【おかげで風邪を引き帰宅して寝込んでしまうような状況に陥りようやく今頃になって快方に向かいました。】

次の日は鳥取の渡辺美術館と、閑人さんから情報を頂きました玄忠寺の荒木又右衛門遺品館に立ち寄り、来金道の折れた刀と宇多国家の刀を拝見しました。刀のほかにも仇討ち次第の上申書の写しや又右衛門所用の鎖帷子などが展示されておりました。その他には映画のポスターやビデオ、剣豪小説、メンコなど又右衛門に関するいろんな資料が一緒に並べてありました。今でこそ巷間あまり喧伝されませんが、私が子供の時などは剣豪の中で一番最初に出てくる名前は荒木又右衛門であったと記憶しています。そんなことを考えながら興味深く拝見いたしました。
これが玄忠寺にある荒木又右衛門の墓だそうです。地震か何かで墓石が倒れて割れたのを修復したとも話されていました。

墓

折れた刀

この折れた【法橋来金道】の銘鑑を紐解くと法橋と銘を打つのは二代和泉守金道であり元和二年に和泉守受領とある。後入道して法橋の位に就いたのは何時ごろか定かではないが、伊賀上野の仇討ちが寛永11年であるからそれ以前でなければならない。初代来金道が没したのが慶長5年とあるからこの年二代が30歳とすれば寛永11年は64歳となり入道して法橋の位に叙せられていても無理はない。とすればこの折れた刀を又右衛門が使用して折れたと考えてもつじつまは合う。何百年も伝来した刀と言うのはよく入れ替わっている事が多いが、この刀は時代的にも符合し検証してみても納得出来るように思う。

この来金道の刀は焼けたとの事で、銘もガラス越しでははっきりと確認は出来ませんでしたが、宇多国家の方は焼刃もしっかりと残っており、この刀を持ってどれくらい戦ったのか分かりませんが、たいした損傷はなかったのか健体であるのに驚きました。手に持って観ておりませんので研ぎ減りの状態が分かりませんが考えていたよりも健全でありました。直調な小乱れを交えた出来映えでしたが、幕末頃因州藩士が観た刀がこれであると思うと感慨深いものがあります。

これが又右衛門の指し添えの宇多国家【国宗とかかれている)ですがガラス越しで映りが悪くご容赦ください。

宇多国家

荒木氏の系図なども展示してありこれを見ると現在まで連綿として系譜はつながっており、これが為に遺品がよく残されたものと納得いたしました。
この遺品館を見るにつけ思い起こされるのは、相手方の討たれた【河合甚左衛門と桜井半兵衛】であります。彼らも河合又五郎の縁続きと言うだけで食碌を投げ打ち護衛についたのであって、武士の意気地としてはなんら荒木又右衛門と変わることがないのであります。
彼らについては残された資料も少なく定かではありませんが、かえって又右衛門よりも潔いと思うのは私一人でしょうか。
狙う方には油断はなく、狙われる方は四六時中緊張しているわけにはいきません。
身支度も又右衛門は鎖帷子に鎖頭巾という充分ないでたちであったとか、討たれた彼らがどの様な身支度をしていたのか伝えるものはありませんが、おそらく平服であったのではないでしょうか。【検死記録を見ても又五郎は片腕をほとんど切り落とされ鎖帷子を着ていた様子はありません。】勿論決死の覚悟の斬りこみであったことは相違なく、敵の油断に乗じて不意を討った事と、この覚悟の違いが生死を分けた決定的な要因だと言ってもよいと思っています。

歴史上の事実は勝者の歴史が語られる事が多く、反面敗者の歴史は如何に正義であったとしても歪曲して語られることが多いように思います。現代では誰にはばかる事もなく自由に論議できるわけですから偏らない真実を検証したいものです。




最終更新日  2007.03.24 22:24:43
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Re:荒木又右衛門の刀【弐】(03/24)   国分寺助国さん


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