マレーシアB級グルメ事情
我ながら、意外や意外。今まで、メシの話しを殆どしていない!!以前から私のことを知っている方ならご理解頂けると思いますが、こうみえても私、我ながらかなりの食い道楽だと思います。B級だろうがC級だろうが、とりあえず初めて目にするものは何でも食うし、基本、何でも「美味い」と思ってしまう人間です。敬愛する池波正太郎氏が「人切り半次郎」でも書いていました。「食欲と性欲をぞんざいに扱うヤツは、人間の屑である」と。美味い食事をすることは人としての喜び、そして、それを世界規模で堪能することが出来るのが、旅人としての喜びであり、醍醐味でもあります。なので、今日はマレーシアのメシのお話し。マレーシアのメシ、かなり美味いです。恐らく、東南アジア圏でもかなりレベルの高い方ではないでしょうか。そもそも、マレーシア自体色んな民族が混在する不思議な国なので、それに伴って、料理も多種多様なのもを口にするものが出来ます。大きく分けるとマレーシア料理インド料理中華料理の3種類。まず間違いなく何処の場所でもこれら3種類は食べることが出来ます。それに加えてマレーシア中華とも言うべき「ニョニャ料理」、ボルネオ島ではフィリピン風にアレンジされたマレーシア料理等々。どこでどれを食べてもほぼ間違いなく美味しく、またタイ程激辛でもなく食べやすいので、日本人の口にあうのではないかと思います。そんな中、私のお気に入りだったのが、コタキナバルの市場の中のフィリピン出身のオバちゃんが切り盛りする食堂で、毎日のように食べていた「キニラウ」という食べ物。簡単に説明すると、「マレーシア風の魚のマリネ」とでもいったところでしょうか。作り方は至って簡単。1、新鮮な鯵、または鰯、その他タカサゴなど、どれか1種類を三枚におろし、 食べやすい大きさにカット。酢と塩を入れ良く混ぜる。2、それらを良くもんだ後に、一度水できれいにあらう(臭みを取ってしまうため)。3、再びそれに酢と塩、練り唐辛子、レモンを入れ良く混ぜ合わせる。4、トマト、タマネギのスライス、青いマンゴーを最後に混ぜて完成。写真手前に写ってるのがそれです。美味しそうでしょ?ちなみに、右がマレーシア産のどでかい海ぶどう(大味)、奥がイカのアドボ(煮物)。どれも、膝を叩いてうなりたくなる程美味い。ちなみに、何で作り方をしっているかというと、私が毎日「うめい、うめい」と言って、同じものばかり食ってたら、食堂のオバちゃんが「そんなに好きなら、日本でも作って食べなさい!!」と、目の前で突然、料理教室を開いてくれたからです。「いや~、ありがたや、ありがたや」と、勉強させて頂きました。感謝です。こんなカンジの料理が店頭のショーケースにバットに入ってずらりと並んでおり、自分好きなおかずを2、3品注文して、ご飯にのっけてもらう料理、これを「ナシ・チャンプルー」と言います。「ナシ」は「ご飯」という意味。「チャンプルー」は混ぜるという意味で、沖縄と全く同じです。私はいつもゴーヤーのカレーや、インゲンのサンバル(甘辛いタレの和え物)、もやしの炒め物など野菜を使った料理をたっぷり載せてもらい、それに、鶏肉の唐辛子炒めや、ヤギのカレー、鰯のトマト煮なんかを頼んで、これでだいたい屋台や食堂なら4~5RM。日本円だと130円~170円程。ゴーヤーのカレーは、種ごとスライスしたゴーヤーをローリエやコリアンダー、ターメリックを入れじっくり炒め煮にしたもので、ゴーヤーの苦みと種のポリポリした食感が、暑い暑いマレーシアの気候でやられ気味の体に食欲を取り戻させてくれます。思いの他忘れられないのが、エイのカレー。魚市場に行くと、巨大なエイやサメが山積みされており、「いったい何に使うんだ?」と思っていたのですが、どうもカレーにするのが一般的なようです。臭みもクセもない白身の肉で、ヒレの端の方はゼラチン質のプルプルした肉になっており、これに、たっぷりとスパイスを利かせてカレーにすると中々上品な味になり、けっこうたまらず、クセになってしまう美味しさです。朝メシなどでよく食べていたのが、「ナシ・レマ」という、ココナッツミルクで炊いたご飯。これに、サンバルという甘辛いソースと、ヴィリスと呼ばれる小魚を干したもの、ピーナッツ、キュウリ、それに目玉焼きかゆで卵をのっけたものです。これでだいたいどこも1.5RM(約50円)程度。ボルネオ島のものはターメリックで黄色く色づけされていたりもします。ココナッツの甘みとサンバルの塩味が程よく混じっていいカンジです。その他、マレーシア料理だと「ラクサ」と呼ばれる麺類。鳥などでとった出汁にココナッツを加えたスープ、それにエビや油揚げ、つみれやもやしをのっけたもので、これも大変に美味。カレー味や、魚で出汁を取り、ココナッツを加えないもの等、バリエーションも様々。朝でも夜でも、もりもり食べられる味です。インド料理だと、みんな好んでよく食べるのが「ロティ・カナイ」といわれるモチモチ食感の薄焼きのパン。鉄板で焼きたて熱々のものにカレー汁を付けて食うと小躍りしたくなるほどに美味い。これで値段は1枚30円もしないので、私なんぞは朝から2枚は食べてしまいます。「ロティ」に飽きたら、「ドーサ」というクレープみたいな薄焼きのパン。カッテージチーズで作ったチャツネを付けて食べるのですが、パリパリした食感が心地よく、これもインド料理好きにはたまらない味だと思います。中華は主に福建省出身の人が多いから、どこに行っても福建料理の看板をたくさん見ることができます。そんな中でも特に有名なのが「肉骨茶」と書いて「バクテー」と呼ばれる、豚の薬膳鍋。真っ黒なスープに豚肉、椎茸(私は大嫌いだけど)、野菜を入れた鍋で何回食べても、八角とクコの実以外は、何が入っているかサッパリわからない複雑な味です。これをご飯にのせるもよし、タイガービールでうぐうぐやるもよし。中国4000年の歴史を感じる奥深い味がします。まだまだあるのですが、本当にキリがないので、ここいらでちょいとヤメにしておきましょう。マレーシア、食事を堪能してみるだけでも来る価値はある国だと思います。ああ、書いてて腹減ってきた…。今からインド人街でカレー食ってきます。握手した&夢聞いた人昨日1人 合計64人 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++ にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑1日1回、クリックして下さると狂喜乱舞します。ありがとうございます!!