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S波は予定通り5月25日の赤穂ウルトラマラソン100キロの部に参戦しました。
以下激走?報告です。

1997年に初フル挑戦後、去年節目となる10回目のフルマラソンに挑戦、起伏の
激しい阿波サンで3時間22分のコース自己ベストをマークしました。勢いに乗って
今年の勝浦でサブスリー・・・と思いきや今年はフルの部は中止、ガーン。急遽目標
を変更してウルトラマラソン挑戦を決意したのが2月末、早速以前から狙っていた赤
穂ウルトラマラソン大会の事務局へ打診、日程を確認して準備に入りました。と言っ
ても本番まで3ヶ月、とにかく走り込むしかない、ということで週末は2時間以上5
時間を目標に走りました。しかし途中GWが入ったこともあり、あっという間に5月
末、結局目標の5時間ランは1回こなしたのみ、という完璧な?調整でした。

さて当日です。天候は期待に反して曇り、予報では午後から小雨で気温も低いとか。
太陽ギラギラのサバイバルレースのはずが絶好のマラソン日和、この天候が後で大き
な味方になるとはスタート前のS波は知る由も無い。

午前5時前、やや早めの号砲でスタート、ダメ元で先頭グループの後尾につけたら、
殆どが100キロリレーのランナー達でした。これはマズイということで、ペースダ
ウン、そこで追い抜いてきたランナーが一人、100キロの部であることを確認して
追走しました。しかしこれが結構速いペース、1周5キロを走り終えて25分、キロ
5分は速すぎということでペースダウン。次のペースメーカーを探したら誰もいない
・・・。仕方ないので一人寂しく走っていたら追い抜いて行くランナー二人、1周追
走したらキロ5分半ペース、丁度良いので更に追走したら、次の1周で仲良くトイレ
へ消えていきました。また一人になりましたが、この頃にはペースが掴めてきて、快
調に走ることが出来るようになりました。すれ違うランナー達とも面識が出来てき
て、時々手などを振りながら走っていると、気が付いたら12周、60キロをクリア
しておりました。タイムは5時間30分、貯金が30分もあり、サブテンの夢が膨ら
みます。しかし初ウル、そんなに甘いはずは無い。70キロ当りで足の動きが悪くな
り始め、80キロまでの10キロが長く感じたこと。あと20キロ、もう止めようか
な、けど貯金はまだあるし、初ウル完走サブテンの夢はまだ消えてない。ヨレヨレに
なりながらも気力で更に10キロクリア、90キロ走破です。時間は8時間40分、
まだ貯金も十分、残り10キロを1時間20分以内で走ればサブテン達成、もう走る
しかない。しかし1周5キロが長いこと。とっくに限界を超えた足も痙攣寸前、水を
かけて冷やしながら走ります。こうなると曇天で涼しい風が吹く条件が大きな味方、
足の熱を取ってくれます。嫌がる足をなだめて1周クリア、あと1周5キロです。時
間は9時間15分に届いてない。これはイケそう、ボルテージが上がります。気合を
入れてラスト・ランに出ましたが、動かないものはやっぱり動かない。とにかく手を
振りながら、前へ、前へ、水のある所では足を冷やしながら前へ、やっとの思いで
ゴール前までたどり着いたけど、ラストスパートなんて出来るはずもない。そのまま
のペースでゴール・・・。「終わった」というのが第一印象、タイムを見て9時間4
5分が切れているのを確かめたら目標達成の喜びが沸いてきました、万歳!。

初ウルを歩くことなく完走、しかもサブテン、これでも十分過ぎる結果ですが、更に
男子総合4位のオマケ付き、トロフィーと賞状まで頂けました。大満足のレースでし
たが、終わってみると更に欲が出てくるものです。すぐ前を走っていたランナーが3
位とは気づかず、抜かなかったのを悔やむ私は欲張りでしょうか、ハハハ・・・。

こうしてS波の初ウル挑戦は順調に終わりました。今までのフルマラソンと比べてウ
ルトラはペースが遅い分、気力の占める割合が大きいですね。萎えそうになる気力を
家族やM山ファミリーの声援が奮い立たせてくれました。またいっしょに走ったラン
ナー達との励まし合いも大きな力となりました。気力が尽きない限り足は動きます。
痙攣しそうになりながらも一歩一歩前へ・・・。走る距離が長い分、スピードのフル
マラソンとは違った魅力を感じた初挑戦でした。

以上、初ウル参戦報告でした。



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