線量データ、250万件に
車に放射線量の測定器を取り付ける鷲山英喜さん=4日、福島市 東京電力福島第1原発事故後、車で走って放射線量を測定するボランティアの草の根の取り組みが、福島県を中心に東日本に広がり、約250万件の線量データが集まった。警戒区域の原発20キロ圏に除染で入る研究者らも協力。通学路を集中的に測ったケースもある。
ホームページで分布図を公開しているボランティア団体「セーフキャスト」は「今後も継続して変化を調べたい」としている。
オランダ出身のIT技術者ピーテル・フランケンさんらが、政府や東電の発表は情報が限られているとして測定を開始。これまで在日外国人や地元住民ら150人以上が参加した。
ガイガーカウンターと衛星利用測位システム(GPS)を組み合わせた測定器「bガイギー」を開発。防水仕様で弁当箱ほどの大きさの測定器を車の窓の外に取り付けて走る。5秒ごとにメモリーカードに記録したデータを、慶応大などが開発したシステムに入力すると、線量の高さに応じて地図上に色別で表示される仕組み。
「同じ自治体でも場所によって線量は大きく変わる。データは多い方がいい」と話すのは、福島県会津若松市の会社社長鷲山英喜さん。昨年6月ごろ参加し、車やバイク、自転車で福島市と郡山市、会津若松市で全小中学校の通学路を測った。(山陽)
Last updated
2012.02.21 09:01:28