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カテゴリ:アニソン・特ソン怪伝
♪飛ばせ風切れエンジンうなれ ルーベンカイザー突っ走れ
やるぜ俺はおまえとやるぜ ルーベンカイザー俺の夢 シフトアップ!シフトアップ!フルスロットル全速力だ 真っ赤な炎を心に燃やし 男の明日を目指すのさ ゆくぞ走るぞゴールを目指し ルーベンカイザーまっしぐら 見てろ俺は命をかけて チェッカーフラグ受けてやる シフトアップ!シフトアップ!フルスロットル全速力だ 輝く未来をまぶたに浮かべ 男の明日を誓うのさ 迫るコーナー、ヘアピンカーブ ルーベンカイザー矢のように 強く俺は生きてゆくのだ 血潮たぎる青春だ シフトアップ!シフトアップ!フルスロットル全速力だ みなぎる若さをマシンにぶつけ 男の明日に向かうのさ♪ 昭和52年10月の放送開始からわずか17話で終了してしまった、レースものアニメ「激走ルーベンカイザー」。ワンクール半、ほとんど幻のアニメだね。 なんでせめて2クールまでもたなかったんだろう?視聴率悪すぎて打ち切りに?そんなに面白くなかったのか?それとも局の改編?スタッフの誰かが不祥事?う~むわからん(だって静岡じゃ放送してないんだもんよ、たぶん)。 いや、んなこたぁいいのだ。今年最初の怪伝は、そのルーベンカイザーの主題歌。あ~あ、エンディングテーマはあんなに名曲なのになぁ(次回ご紹介!) 詞は、まぁまとも。少々押し付けがましい“俺は”が鼻につくけど、暑苦しいまでの“男”の世界を、レースを通して描いている。しかし…。 ささきいさお(歌)&菊池俊輔(作曲)のタッグによるアニソン特ソンには数々の名曲があるけれど、反面聴いてて疲れる~ってなヤツも存在する。「闘将ダイモス」然り、「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」然り。共通するのは重苦しさのみ感じさせる平板なメロディ。一度フルコーラス聴けばその後数年は耳にしなくてもいいほど胸焼けが続くほどに(それこそ怪伝の証なんだけど) 菊池先生に特有の泣きのメロディがネガに転じたって感じだね。 せっかくレースの歌だってのにドライブ感が薄い。「グランプリの鷹」や「マシン・ハヤブサ」には言うに及ばず、この手の元祖たる「マッハGoGoGo」にも負けてんじゃん。一部のアニソンファン(といっても私を含めて二人だけだが)の間で語り継がれている、2番の後の、終奏のような間奏がもう、この歌のアニソン界におけるポジションを明確に表している。間奏が終わり、3番の歌が始まったときには「まだ続くんかい!」と、ついさだまさしの「関白宣言」を思い出してしまう(さだやん、こんなところで名を出してスマン!) そして、ささきいさおの歌い方もまた胸焼けに一役買ってる、といったら言いすぎか?(言い過ぎじゃない!)あ~ささきが、ささきが…池田鴻になっちゃった~!的ボーカル。“やるぜぃ おれわぁ おまえとぉやるっぜ~” “シフトア~ッ(プ) シフトア~ッ(プ) フルスロットル全速りょぉくぅだぁ~” このふたつのフレーズを押さえておけば、あなたも立派なささき通だ。自慢にゃならないけど(キーが低いのかな) ただ…今までにご紹介した他の怪伝ソングと同じくこの歌も、たま~に無性に聴きたくなることがあるのが不思議だ。毒を取り込みたい、というか、退廃的な気分に浸りたい時なんかに(そりゃどんな時だっての?) つまらない、のひと言で切り捨てるには惜しい、異様な光を放つ怪伝中の怪伝ソングなのだ、この歌は…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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