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500羅漢の微笑み(境界線とメディア)

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■『珈琲事典』新星出版社編 2006年発行
本棚:実用書 596.7


今日も暑い一日だった。東京でも35度を超えた。暑い時は暑いことを考えてみる。
赤道をはさんで南北回帰線を中心としたベルト地帯をコーヒーベルト。ジャマイカ、コロンビア、ブラジル、グアテマラ、ハワイ島、インドネシア、エチオピア、ケニア、タンザニア…。暑そうだ~。ちょっと冷やす。
昔、極地研がまだ板橋にあったのだが、スキーを運び出すアルバイトをやったことがあった。南極観測船が出港する前のこと。数百のスキーだっただろうか。倉庫から運び出してふっと一息した時に、積み込み前のコーヒーメーカーがヒッソリと置かれていた。ははあ、南極に同行するコーヒーの旅。豆にしてみりゃ赤道から南極までの旅だあ~。

コーヒーは、一本の木に3~5kgの果実が実り、手積みされる。この実から果肉や果皮などを取り除くのに水洗式と非水洗式があり、ブラジルでは後者で天日乾燥した後、種子を取りだすそうだ。混入物を取り除く篩(ふるい)などの伝統的農具として、日本移民の五種の神具も本書で紹介されている。その後選り分け、格付け、そして積出港へ。

明治10年、初めて日本に輸入されたコーヒー。文明開化の鹿鳴館時代のハイカラな飲み物。そんな中で、日本で最初のコーヒー主体の喫茶店、可否茶館が開店。下谷黒門町だ。上野からすぐのところに今でも碑が建っている。詳しくは『日本最初の喫茶店―「可否茶館」の歴史』を読んでもらいたい。鹿鳴館の浮ついた文化ではなく、書籍なども置き、昔のコーヒーハウスの伝統を受け継いだ志しの高い喫茶店だったようである。私はアキバの自家焙煎の喫茶店に行くたびにここの前を自転車で通ることにしている。 (683字)





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最終更新日  2011年08月11日 23時24分24秒


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