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カテゴリ:町おこしアイデア
室戸市立椎名小学校廃校後の跡地利用デザインとして、西本から室戸市教育委員会へ送ったメール(2008年7月25日)の抜粋です。
現在も椎名小学校廃校は廃校状態のまま、アイデアを募っています・・・ 室戸市教育委員会のホームページで今もアイデアを募集しています。 よろしければご意見ください。 以下、送付したメール本文です。(2008年7月25日) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いつもお世話になっております。室戸高校 教諭の西本誠と申します。 室戸市立椎名小学校廃校にともなう跡地利用に関するアイデアです。 いかがでしょうか? 急ごしらえにつき、乱筆乱文お許しください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『室戸体験型複合施設としての椎名小学校跡地利用(提案)』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.内容 ・宿泊施設 ・キャンプサイト ・室戸郷土作家と空海にまつわる展示館 ・マウンテンバイクやオフロードバイクのレンタルとそれらのコース設置や室戸ツーリングコースの提案 ・自然学習やハイキングコースの提案 *以上の機能を持つ体験型の複合施設 2.提案内容に関する考察 本提案は「室戸の町おこし・旅客誘致・室戸のよさについて考える」ことに主眼をおいています。 ・マウンテンバイクやオフロードバイクのレンタルとそれらのコース設置や室戸ツーリングコースの提案 ・自然学習やハイキングコースの提案について 私は室戸の景色が好きで、野山を徒歩や自転車、バイク、車で散策しています。同時に旅が好きで、全国を見てまわっています。その体験から、室戸の野山にレジャーとしての可能性を感じました。 マウンテンバイクやオフロードバイクを利用した遊びがありますが、室戸は何の手を加えなくても成立します。自然学習やハイキングはなおのことでしょう。いくらかのモデルコースやイベントの提案により、楽しく有意義なレジャーが成り立つのではないかと感じます。(例として、SSERという団体における梼原町の取り組みなどをご覧ください) 旅客として各地に滞在する際、子どもにとっても大人にとってもレジャーは欠かせません。しかし、室戸にはレジャー施設が乏しい。遊園地の設置には莫大な出資が必要ですが、野山を活かした遊びにもとではさほどかからない。室戸に必要なのはデザインとコマーシャルではないかと感じています。すでに室戸には美しい景色、豊かな自然、山野や海沿いのライディングコースも所有している。私自らの遊びから感じることですが、室戸には全国に誇る美しい景色があります。 野山を活かした遊びの設置は、スポーツとしてのドキドキを持つ遊びを旅客に与えることができます。なおかつ健康増進や自然学習の意味も持ちます。野鳥や草花、地質など生の学習教材が室戸に多くあります。知らせ、深くゆっくりとこの地を体験してもらうことで、室戸を愛してくれるリピーターも増えることでしょう。 ・宿泊施設 ・キャンプサイトについて 遊びや学習に伴い、キャンプトラベルも誘致することで旅客は増えるでしょう。 昨今アウトドアブームと同時に、キャンピングカーの購入も団塊の世代の方々を中心に増えているそうです。私が広島県で見たキャンピングカーの展示会には、入場場所に長蛇の列があるほどで、規模も大変大きく驚きました。スロートラベルにも室戸は大変適している。そしてそれらの旅客が求めるのは、トイレと駐車場、そして入浴施設程度です。宿泊施設は簡素なものでかまわない。高級志向の旅客はホテルへ向かうことでしょう。 都会の人々は町の明かりを離れ、ランタンや星の光を求めて自然に入るとも聞きます。暗闇すら求める。きらびやかな施設であるよりむしろ簡素が望ましいと考えます。 施設にレストラン等もおそらく不要です。維持が危惧される上、うまい店は室戸に多々ある。海鮮に関する食材にしても室戸の町のものは最高級なので、材料を買ってきて自分で調理する人も多いでしょう。 入浴は地元の温泉やバーデハウスヘどうぞ。 ・室戸郷土作家と空海にまつわる展示館について 美術館が室戸にはありません。美術愛好家は全国に何万人もいます。美術館は旅客誘致や生涯学習にも有効と考えます。郷土には有名な作家もあります。漫画家としては「女帝」作者の和気 一作氏や「北の大将」作者の山崎匡佑氏などがあげられますが、イラストの常設展示などできれば、効果も高いのではないでしょうか。 また、空海が悟りを開いた地である室戸。空海に関する美術品や仏具、資料などの展示があれば旅客は高い確率で立ち寄ることでしょう。(ちなみに1999年から2000年に行われた「空海展」への来場者数は43万人越えです) 話し変わって室戸について。私が室戸の野山に入ったり、自然と触れ合ったりという遊びは、出勤前の朝5時や6時頃に主に展開されます。そんな早朝、驚かされるのは旅人の多さです。サーファー、ダイバー、お遍路さん、バイカー、キャンパーなどなどなど。みんな早朝からうろうろしています。旅人は早起きです。そして気になるのは、その人たちにお金を使っていただく場が、その早朝、室戸にあるのか?ということです。室戸のいい所の情報も届いているのか気になります。場と情報なくしてお金は室戸に落ちない。 室戸市立椎名小学校が、室戸町おこしの一助になるような施設になることを望みます。室戸を知ってもらう情報発信地であり、旅客が楽しく滞在できる施設になってほしいと思います。 室戸がますます元気付くよう、日々願ってやみません。 生徒たちが生き生きとし、将来にわたり地元を誇り働ける、そんな土地として室戸がもっともっと活気付くことを、日々願ってやみません。 私も頑張ります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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