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現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

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2024.05.20
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足踏み鳴らす大地

小五の僕はひねくれ曲がって
窓際の席の
クラスメートの彼女に話しかけたかったが
いちゃつく彼女と学級委員長
彼女の周りは賑やかだが
彼女は僕を見ることもなかった

彼女の頬のカットの集う
これが僕の着地点である
学級委員長がしているように
彼女と仲良くなりたい

僕がてんかんで入院しているからと言って
クラスの皆が千羽鶴を折ってくれたと
貰ったけど、嬉しくなかった
名もない千羽鶴から
クラスメートの無関心さが伝わる

彼女が階段を転んで怪我したのは
お前のせいだと
学級委員長の足踏みを侮蔑して
彼女に投げつけた千羽鶴を
彼女は燃やした
今も記憶する足踏みの大地は
躍動するバッファローのスピード
あっという間に過ぎ去って





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最終更新日  2024.05.20 18:10:42
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