開戦前の写真です。
一番、チビがオヤジ様です。
現在74歳。
終戦当時は小学校4年生でした。
九州に住んでおりまして、ランドセルに模擬爆弾詰め込んで、戦車に体当たりする訓練をしていたそうです。
兄弟は男ばかりの5人兄弟。
戦争で3番目の兄を失っております。
戦争当時、父は木造2階建の校舎の2階で授業を受けておりました。
窓のすぐ外をゼロ戦がバリバリバリーーっと横切ったそうです。
父の目には窓越しにゴーグルをつけたパイロットの顔がみえたそうです。
学校から家に帰ると父の母、俺様にとっては祖母ですが、家から血相変えて出てきて、開口一番、こう言ったそうです。
「タケシ、タケシが帰ってきた!」
弟である父の学校を訪れた後、そのゼロ戦は祖母の家の上空を何度も何度も上空で旋回、やがて南の空に消えていったそうです。