火山噴火予知連絡会は,爆発的噴火の年間回数が昨年,548回と観測史上最多を記録した鹿児島県・桜島について「今後さらに噴火活動が活発化する可能性が高く,昭和火口から溶岩流出の可能性も考えられる」との見解を発表している。
ただ,溶岩が流出した場合でも,直ちに居住地域が危険にさらされる可能性は低いと,している。
予知連は,山腹から流出した溶岩で桜島が大隅半島と陸続きになり,死者が58人出た「大正大噴火」(1914年)のような大規模噴火に直ちに移る兆候はないとしている。だが,「姶良(あいら)カルデラのマグマの蓄積量は,大正噴火の10-20年前の状態にある」と観測している。
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