妙円寺詣りは鹿児島三大行事の一つで,関ヶ原の戦いの折、敵中を突破し薩摩へ帰った島津勢の苦難をしのび,鹿児島城下の武士たちが徳重神社に参拝するようになったことがはじまりとされている。
現在は県内外から多くの参拝客が訪れ、勇壮な武者行列や民俗芸能なども披露される。また,プラッセだいわ広場で「妙円寺詣りフェスタ2010」が開催され,さまざまなイベントが行われる。
・開催日:10/23~24
・問い合わせ:日置市商工観光課 TEL.099-273-2111
◆妙円寺詣りの歌
明くれど閉ざす 雲暗く
薄(すすき)かるかや そよがせて
嵐はさっと 吹き渡り
万馬(ばんば)いななく 声高し
銃雷(つついかずち)ととどろけば
太刀稲妻と きらめきつ
天下分けの たたかひは
今や開けぬ 関ヶ原
石田しきりに 促せど更に動かぬ
島津勢 占むる小池の 陣営に
鉄甲堅く よろうなり
名だたる敵の 井伊本多
霧にまぎれて 寄せ来るや
我が昌巌(しょうがん)ら
待ち伏せて 縦横無尽に
かけ散らす