1月30日に愛知県芸術劇場コンサートホールで、
「西本智実&ラトビア国立交響楽団」を聴いてきました。
プログラムの表紙
さすがというか、やはりというか、お客さんは、女性が多かったです。
8割強は女性じゃなかったですかね。
正面から西本智実が見たいのでしょうか、ステージの後ろ側の席も
(やはり女性で)いっぱいでした。ほとんど宝塚ですね。
(私は後ろ側から聴く気はしません。位相が逆になってしまうから)
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私は、ニューイヤーコンサート2004インモスクワで初めて彼女の
演奏を聴きました(見ました)。
今回ほとんど6年ぶりで現物に会えたわけです。
胸をはって、さっそうと登場した彼女ですが、
指揮はほとんど変わっていないように見受けました。
多少(指揮棒が描く)線が丸くなったかなという印象が
ありましたが、あいかわらずダイナミックでしたね。
チャイコはちょっと遅めのテンポでしたね。
ラフマニノフのナマはたぶん30年ぶりで聴きました。
当時、名古屋工業大学管弦楽団の定期で聴いて感動したのを
覚えています。「なんちゅうカッコエエ曲や」
今聴くとほとんど映画音楽ですけどね。
オケが鳴りすぎで時々ピアノが聴こえなくなるところが
ありましたが、まあそういうもんでしょう。
ピアニストのウォニー・ソン(韓国生まれ)もがんばっていました。
叙情的な面、オケと対決するかのような強打とか。
さて、メインのブラームスですが、メリハリのきいたいい演奏だったと
思います。
多少早めのテンポで私の好みに合ってましたね。
ラトビア国立交響楽団は初めて聴きましたが、80年以上の歴史を
もつ東欧の名門オケだそうです。
弦もやわらかく、木管もみなうまいし、金管も鳴りすぎないし、
バランスの取れたオケでしたね。
正直オケにはあまり期待してませんでしたが、実際は
期待以上でした。
ラフマニノフもブラームスも私にとっては、いろいろ思い出がある
曲で、いろいろ昔の事(若かりし頃の事)を思い出しながら
聴いてました)。
西本智実は結構オペラもやってるみたいですが、
私の目では、やはりシンフォニー指揮者だと思います。
(ピットに入っとるより、ステージの方が似合う)
帰りは、いつもの酒津屋で飲んで帰りました。
今日はこれでおしまい。