06年も少なくなりましたね
それぞれの、思い出時は進みます。
此処に生きていることが、すばらしいことだと・・・・・・
情報提供をいたします。
いろいろな考え、生き方があるんだと・・・・
ひとそれぞれ、
ふ ふさわしいことが
き きっとある
の のんびり、のばそう、のびよう
と とっぷて゜なくていい
う うれしいことが自分自身にあり、自分自身が好きになれることを信じて・・・
だいじょうぶ 、あんしんして・・・・(G-g)
*****
コ ラ ム ●・ 教育対策研究所の主張〔上〕
体験記(21・23・24号)にも書いたように、子どもと教育や援助(カ
ウンセリングなど)の関係について、私は独自の見解(といっても、考
え方の近い人はかなりいます)を持つにいたりました。そして、それら
を「教育対策」という理念としてまとめ、その理念にもとづく活動を行
うために、今から約5年前に、自宅の一室に開設したのが「教育対策研
究所」(当スタジオの設立母体)です。
今回からの3回は、その研究所がこれまでに発信した私の文章を、不
登校関係を中心に選んで掲載します。参考にしてください。
〔上〕卒業論文が役に立ったこと
●「教育対策研究所」について
掲載を始めるにあたって「教育対策」という言葉の意味と「教育対策
研究所」について、簡単に説明しておきます。
「教育対策」という言葉は私の造語です。「非行対策」「不登校対策」
「ひきこもり対策」などといった「おとなによる子どもへの対策」に対
する「子どもによるおとなへの対策」という思いを込めています。
つまり「子どもの人生は子どものもの」という、ごく当たり前の前提
に立ち、教育や援助(カウンセリングやソーシャルワークなど)を「す
る側」のおとなではなく「受ける側」の子どもの立場から考えます。
「教育対策」とは、子どもの立場から教育や援助を見直すうえで用い
るべき思考法、子どもが教育や援助を主体的に選んで受けるための知恵、
といったものをまとめた理念です。私は、自分の仕事や市民活動のほと
んどを、この理念にもとづいて選択し実施しています。
さて「教育対策研究所」は、この「教育対策」にもとづく研究活動・
言論活動・ネットワーク活動を実施するボランティア事務所です。
言論活動のなかには、ニューズレター『きょうたいけん』の発行や、
機関誌『お・そ・い・な(おしえる・そだてる・いきる・なやむ)』の
自費出版などが含まれています。これからの3回でご紹介する文章は、
すべてニューズレターに掲載したものです。なお「教育対策」の理念を
色濃く反映したものではなく、不登校や教育についての基本的な考え方
を述べたものを選びました。
今回は、家庭訪問に関するお話です。
●「今日の体験」
とあるカウンセリング研修での、ある日の授業中、内容に関連して私
が、自分の不登校時代の体験をもとに、大学の卒業論文に「教師が家庭
訪問したとき、生徒が面談に応じたらその誠意を評価し、喜びを表現す
る」と書いた、と発言したら、当時不登校中の甥(小学生)がいた研修
仲間のSさんが、さっそく私の説を実証してくれました。
Sさんによると、こういうことでした。
──丸山さんの発言を聞いた同じ日、甥の家に担任の先生とクラス
メート数人が家庭訪問にやってきたが、甥は自室から出てこなかった。
しばらく待って、あきらめて帰ろうと門の外に出た先生と級友たちに
向かって、甥がやっとの思いで部屋の窓から顔を出して「来てくれて
ありがとう」とお礼を言ったら「今ごろ何だ!」と先生に怒鳴られ、
パニック状態になって自室に閉じこもってしまった。たまたまその翌
日に甥の家を訪れてその一件を知った私は、丸山さんの話を思い出し、
甥の会って、先生たちにお礼を言ったことをほめたところ、甥がにわ
かに明るくなり、数日後には登校を再開し、それ以来毎日のようにそ
の日の出来事を報告してくれるようになった‥‥。
担任の先生が不登校の生徒の家庭訪問をするとき、あるいはクラスの
生徒を差し向けるとき、彼らは「わざわざ来てやったのだから会って当
然」と思いがちです。しかし、訪問された不登校児にしてみれば、会う
のはとても勇気がいることなのです。
それにしても、まさか9年も前の卒業論文が役に立つとは思いません
でしたが、ひとりの子どもに元気を与えるお手伝いができたようで、よ
かったです。
(ニューズレター『きょうたいけん』4号 1999年7月16日より)
●
私個人の体験談をしゃべる気軽なコラムとして設置された「今日の体
験」欄の、最初の文章です。
Sさんの甥ごさんは、元気になった結果学校に戻ったようですが「元
気になる=学校復帰」とは限りません。私が「よかった」と書いたのは、
あくまで「元気になった」ことに対して感じたことであり、学校復帰じ
たいを喜んでいるわけではありません。
ところで、39号と41号の本欄で「家庭訪問」を取り上げた際にも書き
ましたが、訪問を受け入れられない状態にある不登校児には、訪問した
先生やクラスメートは、登校できない自分への批判者であり、登校でき
ない自分の状態ないし意思を曲げようとする強権発動者(警察みたいな
もの)と映ります。
それにもかかわらず、勇気を出して感謝の気持ちを伝えた甥ごさんは、
やっぱり「エライ!」のです。
:筆者:丸山 康彦(まるさん)
スクールソーシャルワーカー(訪問子ども援助職)。高校時代、
不登校と留年の末、入学7年後に卒業。高校講師・ひきこもりを経て、
1999年4月に個人事務所「教育対策研究所」を開設。2001年10月に
当ヒューマン・スタジオを設立し代表に。