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笑顔☆日記

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多肉の育て方・病害虫リスト

手間がかからないと思われている多肉植物の仲間たち。でも、そうではありません。

植物は口が聞けないので、世話をしてあげないと、いつの間にか腐っていたり、枯れていたりします。

昨日は元気だったのに、今日は元気がないということも。

多肉植物は生育期により夏型・冬型・春秋型に分類されています。
とても種類が多いので、すべての多肉植物について詳しく紹介することはできません。

        ここでは、一般的な管理方法を紹介します。


■育て方の基本

人間と同じで、暑すぎるのと寒すぎるのがきらいです、日光は好きですが、じめじめした湿度がきらいです。



【置き場】
出来るだけ日当たりの良い、風通しの良い場所に置きます。梅雨など雨が多い時期は、雨がかからないところに。冬は日当たりの良いベランダか陽当たりのいい窓際に置きます。

【水やり】
多肉植物は水分を蓄えていますから、水やりを忘れても大丈夫。でも、まったく必要なし、というわけではありません。成長期の春と秋には水をほしがっています。水やりはちゃんと土にしみこませませるようにしてください。

【用土】
品種によってやや異なりますが、保水力があり、水はけの良い土をバランスよく組み合わせて用います。培養土:赤玉〈比率7:3〉を良くまぜてください。市販の「サボテン・多肉植物用培養土」はやや水はけが良すぎるきらいがあり、十分な水分を与えることがでません。

【肥料】
多肉植物はゆっくりと成長するので、増やした時以外は肥料は基本的に必要はありません。化成肥料は使わないでください。肥料をあげすきると、紅葉しなくなります。肥料は植え替え時に、窒素分の少ないゆっくり長く効くの有機質肥料を鉢底に入れてあげます。たい肥を入れる場合は、ゆっくりと効く牛ふんたい肥をねかしたものを使うようにしてください。

【植え替え】
2年に1度の割合で植え替えます。植え替え時期は冬眠している時など、成長期の前にします。大きい鉢に植え替えると失敗します。植え替えをしないと、根っこが窮屈になり成長しずらいばかりか、根っこが腐ってしまいます。

【病気と害虫】
鉢を雨ざらしにしておくと黒点病が発生することがあります。害虫では、アカダニ、アブラムシ、コナカイガラムシ、ネジラミなどあります。

とにかく日当たりと風通しがポイント


■季節ごとの管理

春や秋の気候の良い時期に生育します。日本の夏の熱帯夜と霜が苦手。冬は冬眠して活動停止。



【春】
たんぽぽか咲きはじめと暖かくなったら、外に出して日光浴をさせてあげてください。多肉植物にとって大好きな季節なので一週間に1~2回たっぷりと水やりを。肥料はなくても十分。必要かなと思ったら

【夏】
多肉植物の仲間は、高温多湿の梅雨から夏にかけて、弱ったり腐りやすくなります。日本の夏の熱帯夜が苦手。雨にあてないようにすることと直射日光を避けることが大事。涼しい半日陰で乾燥気味なところにおいてあげましょう。水やりの回数は減らして、朝方と夕方にちょっとだけ、あげましょう。

【秋】
多肉植物の春に次にうれしい季節。霜の降りるまでは外に出して、ひなたぼっこをさせてあげてください。水やりは春と同じくらい。紅葉の時期になったら回数を少なくします。たくさん水をあげると大きくなりすぎたり、根っこが腐ったりします。

【冬】
寒くなると、やがて冬眠にはいり成長をとめてしまいます。夜になっても凍らないように室内の明るい場所においてください。ただ、うんと温かい場所に置くと多肉植物が季節を間違えてしまうので、注意してください。水やりは基本的にあげないでください。



 ■ サボテン・多肉植物の病害虫リスト



基本的に元気な株には害虫などもつきにくいのでついた場合は環境改善が大切。
    (害虫名 特徴 つきやすい種類 対処法 薬)


【ワタムシ・コナカイガラムシ】

1~2mmほどの大きさで成虫は体が糸で覆われている。吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する サボテン・多肉植物全般(特に葉や刺が密集してるもの、成長点に多く発生) 薬での散布が効きにくいので、ブラシで念入りの落とす。成虫などの大きなものはピンセットで直接取り除く。 オルトラン水和剤散布又は、マラソン乳剤かスミチオン乳剤を1000倍に薄め散布。月3回ほどが効果的


【ネジラミ・ネコナカイガラムシ】

1mmほどの白粉で覆われた虫。根に付着し吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する サボテン
多肉植物全般 根を水洗いし薬剤に5分ほど漬ける。土を捨て、鉢も念入りに消毒する。乾燥状態に多く発生するので土中湿度を上げると効果的。 マラソン乳剤1000倍に漬ける。粒状タイプの薬剤を播く。

【カイガラムシ 】

1~5mmほどの大きさ。成虫は脚が退化しているので動かない。付着し吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する ウチワサボテンや柱サボテンなど 成長点・根元付近などにも隠れているのでブラシで念入りに落とす。 オルトラン水和剤散布又は、マラソン乳剤かスミチオン乳剤を1000倍に薄め散布。月3回ほどが効果的

【アカダニ】

0.5mmほどの小さな赤い虫。付着し吸汁をして生育を妨げる。食害された部分はサビ色になり美観を損ねる ロホホラ・ユーフォルビア・冬型クラッスラなど 水に弱いので湿度を上げたり、葉水などを定期的に行う。雨ざらし可能なものは雨ざらしにする バロック・コロマイト乳剤(※アカール・ケルセン乳剤:現在販売中止)などハダニ専用薬剤を効果的。又、紫外線カットフィルムを使うと不妊にすることができる。

【ハダニ 】

0.5mmほどの小さな虫。糸を張るものなど色々な種類がいる。付着し吸汁をして生育を妨げる。食害された部分は白くカスれたようになる。 ロホホラ・葉モノの多肉植物など 水に弱いので湿度を上げたり、葉水などを定期的に行う。雨ざらし可能なものは雨ざらしにする バロック・コロマイト乳剤(※アカール・ケルセン乳剤:現在販売中止)などハダニ専用薬剤を効果的。

【ネマトーダ】

(根こぶ線虫) 1mm以下の大きさなので肉眼での発見は不可能。根に寄生しコブを作り生育を妨げる。 サボテン
多肉植物全般 コブができた根は切り捨て、根ををよく乾燥させてから新しい土に植えつける。 土にボルテージ粒剤などをまぜる  

【ナメクジ・カタツムリ】

暗くジメジメしたところが好きなので昼間は鉢の下などに隠れている。塩をかけても水があれば元通りになります。 サボテン・多肉植物全般(メセンなどに多い) 夜行性なので夜に食害している本体を発見し取り除く。誘引も有効。 ナメトックスなどの専用薬剤
 
【アリ】

花に蜜を採りに集まったり、鉢に巣を作ったりする。 刺座から蜜を分泌するサボテン、蜜が多い花全般 鉢の下に受け皿を大小合わせ大きいほうに水を張る。巣を作ってしまった場合は植え替える。 専用薬剤

【ヨトウムシ ヨウトウガの幼虫。】

昼間は土の中に隠れていて夜に活動する。主に葉を食害する。 ベンケイソウなど(セダムなどに多い) 夜行性なので夜に食害している本体を発見し取り除く。 オルトランなど
 
【アブラムシ】

大きさ1~2mmほどで色々な種類がいる。産卵ではなく胎生の為繁殖力旺盛。吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する 多肉植物全般
成長点に多く発生 水飛ばすかブラシで念入りに落とす。益虫としてテントウムシが天敵。 オルトランなど




 ( 病名 特徴 なりやすい株 対処法 薬 )


【根腐れ・赤腐れ病】

根元や茎などが赤色(オレンジ)に変色しやわらかくなり次第に広がっていく。
ひどい場合成長点に達する 土が過湿状態の株。
通風が良くない株。何年も植え替えてない株 赤くなっている部分を完全に取り除きよく乾燥させる。
状況により胴切り・接木を行う。 ダイセンやダコニール等の殺菌剤

【黒腐れ病 】

根元や茎などが黒色に変色しやわらかくなり次第に広がっていく。
弱っている株。通風が良くない株、 黒くなってる部分を完全に取り除く。
進行が早いのでひどい場合は株を捨てた方が良い。
ダイセンやダコニール等の殺菌剤

【糸状菌】

あまり品質のよくない土から発生しやすい。
糸状のカビのようなものが株につき次第に腐敗していく。
土が過湿状態の株。通風が良くない株。
何年も植え替えてない株 菌がついている部分とそのまわりを取り除き、水洗いした後よく乾燥させる。 ダイセンやダコニール等の殺菌剤  

【黒斑病 】

茎や葉に黒い斑点がつき次第に広がっていく。進行するとカビのようなものがでてくる。
弱っている株。通風が良くない株。 黒くなってる部分を完全に取り除きよく乾燥させる。進行が早いのでひどい場合は株を捨てた方が良い。
ダイセンやダコニール等の殺菌剤

【老衰病 】

根元の方から表面が黄褐色や茶色く変色してくる。腐りは伴わない。
茎立ちしてきた株、何年も植え替えてない株、育ちすぎた株。 いわゆる老化現象。植替えや胴切りをして更新する。

【日焼け・葉焼け】

通風の悪い場所や強い紫外線があたるところで起こりやすく、かさぶた状に傷跡が残ったり腐敗の原因となる。
強光下に弱いもの、斑入り種など。しばらく日陰にあった株も注意。
軽症のものは日陰で休ませれば回復する。
夏場などの日光が強い時期は適度に遮光して光を調整する。

【凍傷】

霜が降りた日や氷点下などの気温が低い時に起こり、葉や茎が色が抜けたようになる。
寒さに弱い種類。葉に水気が多く肉厚なもの。
軽症のものは回復する場合もあるが、完全に凍傷になったものは茎や根から腐敗がまわるので早めに取り除く。








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