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2005.12.14
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はぁ、終わってしまいました。

今回のお話。


大の野球試合から帰る途中で、片岡が倒れてしまった。病院に運ばれる。主治医の牧野から入院を勧められるが、片岡は「クリスマスにあいつらといたい」と断る。
処置室を出る。子供達の「大丈夫なの?」との言葉に、「ああ、大丈夫だ。もうすぐクリスマスだぞ。うちで、パーティやろう」房子、柳沼、飯塚に「欠席は認めないぞ!」


ツリーを買いにいく片岡家と洋子。店員に「奥様。宅配にしましょうか?」と洋子に質問する。片岡は、「いえ、もって帰ります。」と。「奥様」が自分のことだとわかって照れる洋子。

夜、完成したクリスマスツリーを見上げる洋子。子供の頃、外で別の家族のパーティーを見ていたことを思い出した。
片岡がやってくる。
「あいちゃんは、信じてた。サンタクロース」
「うん。でも、今は目の前にいるし。」
「なあ、あいちゃん。クリスマスが終わったら、この家から出て行ってくれないかな」
「言ってることはわかるよ。でも、嫌です。」
「え。」
「片岡さんは、いて欲しいって思っているでしょ、本当は。私もずっといたいし」
「いや、でも。。。」
「私は、大丈夫」


いつもの川べりで、房子と弁当を食べている洋子。
「クリスマスが終わったら出て行けっていわれた」
「え、なんで」
「たぶん、私のこと心配してくれたからだと思う。子供達を背負ってしまうんじゃないかって。でも、私はずっとあの子たちといたいから」
「いいね」
「私はさ、クリスマス、楽しみなんだ。でも、彼は最後のクリスマスだって思っているんだよね。それ考えるとさ・・・辛い」
房子がそっと抱く。身体を預ける洋子。
「ごめん、頑張るから。今だけは・・・」


クリスマスパーティーが始まった。子供達が飯塚から教わった手品を披露する。大と隼は大成功。亜紀の番になる。黒い帽子を持って片岡の前へ。
しかし、亜紀はなかなか始められない。涙があふれている。
「どうした?亜紀」
「お父さん、ごめん、私、まだ下手くそなの。でも、来年はもっとうまくなるから」
「頑張れ、亜紀」
「この帽子の中からきれいなお花を出して差し上げます。」
亜紀が花を出す。
片岡は拍手をする。そして、亜紀を抱きしめる。
飯塚が亜紀の手から落ちた帽子を覗く。すると、銀紙がバーっと飛び出す。


片岡の家から帰る房子、柳沼、飯塚。
「いいパーティーだったね。よし、来年もやろう」と房子。


子供達が寝静まったあと、片岡は子供達の枕元にプレゼントを置きに行く。すると、子供達からのサンタあての手紙が。
「プレゼントはがまんします。だから、おうとうさんをこのうちにずっといさせてください」と書いてあった。
片岡は今度、洋子の部屋へ。すると、洋子からも手紙が。
「来年の夏は、海に連れて行ってください」
プレゼントを置く。片岡。片岡がいったあとで、洋子がそれを取る。すると、片岡からも手紙が。
「夏に、これ来た愛ちゃんが見たいな・・なんてね」
プレゼントは洋服だった。


洋子は、教会へ行く。
「なんでだろう。母と話がしたくなった。
お母さん、あなたはいま、誰とクリスマスを過ごしてますか?
私は、あなたに愛されなかったことをずっとうらんでいました。
でも、今は違います。お母さんもきっとだれかに愛されたことがなかったから、だから、愛し方を知らないからじゃないかと今は思っています。愛する人のおかげで
ありがとう、私を生んでくれて。あなたが生んでくれたから私は愛する人とめぐりあうことができました。」


すると、片岡も教会に来る。洋子を探していたのだ。
「あいちゃん。ここにいたんだ、心配したよ。」
「母親にありがとうって思ったんだ。私を生んでくれてありがとうって。」
「・・・・」
「片岡さん・・・優二さん・・・あなたに逢えてよかった。」
「あいちゃん、帰ろうか?」
「うん」
教会を出る2人。すると雪が降っていた。見上げる2人。
「ありがとう優二さん。あなたに教えてもらいました。この世界は・・・素敵なんだと」


春。柳沼とももこが警察の屋上にいる。
「あのさ、違ってたら悪いんだけど、君が好きなのって俺?」
「・・・はい」
「そうだったのか。はぁ、俺って結局自分の気持ちしか考えてなかったのか。ごめんね。うれしいよ、ありがとう」
同じく、飯塚が房子に告白を。
「ごめん。私、もっと恋がしたいんだ。だから、もし、私が恋に疲れたら、そのときまで待ってくれない」


片岡家、洋子がフライパンを鳴らしながら子供を起す。
眠気まなこの子供達が出てくる。片岡も起きてきた。
「春。優二さんが宣告された命の期限がもう目の前に迫っている。病気が治ったわけではないし、そんな奇跡は無理なのかもしれない。でも、彼は今も私の目の前で笑っている。ほんの、ほんの少しだけ思う。こうやって笑って生きてさえいれば、ありえない奇跡だって起きてしまうかもしれない。だって、一度は死のうとした私が今こうしているのだって奇跡みたいなものなのだから」



なんか、寂しくなったなってしまいました。もう、あいちゃんには会えないのかと思うと。。

前、片岡が死なない展開でも、いいと書いたのだけれど、やはり、最後は片岡がいなくなった片岡家の様子が良かったのかも。でも、洋子の最後のモノローグもよかったので、この終わり方でも良かったのかな(結局何が言いたいんでしょう、私)。

つっこみたいところは多々あるんですけど、こういうファンタジー的なあったかい物語は、週の真ん中で疲れ始めたときには、いい休憩になりました。だから、個人的には好きなドラマです。
以上。





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最終更新日  2005.12.15 00:34:54
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